ニックネーム はな
高1の長男ナツオと小6の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも目指した兄に追いつき無事合格をいただけました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走した母の回想ブログです。
2020年の受験からもうひと月が過ぎたなんて、受験が終わると時間の流れがゆったりに感じます。テレビでは毎日新型コロナのニュースが流れ、マスクやアルコール消毒薬が売り切れたり小中高校が春休みまで休校になるという異常な事態でも、受験生を抱えるご家庭では世間と切り離されたかの如くひたすら勉強という、こちらも異常な状況ですよね。
今日は受験生が通う学習塾について、今までのブログに書いたお話やVM季刊誌で特集された内容とは違った切り口でお伝えしようと思います。
【目次】
- .塾の特性について
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1.塾の特性について
中学受験を控えた受験生の皆さんは既にどちらかの塾に通いながら日々勉強していらっしゃいますよね。大手塾ですか?それとも個人塾?家庭教師?お子さんに合った塾を選ばれていることでしょう。
私の息子たちもN研という大手塾のお世話になり、受験を無事(?)終えることが出来ました。大手塾にはN研を始め、S塾、Y塾、W塾などがあり、多くの受験生を占めています。それぞれの特徴を私の主観になりますがお話したいと思います。
普通の学力の、小学校の延長のように楽しく塾通いをしたいなら迷わずN研がお勧めです。中堅校に強いのもふんわりとした生徒層から頷けます。先生やスタッフさんと生徒との距離がとても近く親近感が湧く学習塾です。
御三家合格を目指すのならS塾を選ぶ方が多いようです。N研で慣れている私からすると先生やスタッフさんがややドライな印象でした。しかし合格実績から人気が高い塾なので、お子さんを新4年から通わせようとしても既に満席で入塾出来ない校舎もあります。どうしてもS塾をお考えなら遅くとも新3年からの入塾が安心かもしれません。
N研とS塾の良さを何となくふんわりと両方持ち合わせたのがY塾。優れたテキストには定評があり、我が家にも数冊ありましたが、フユトと同じクラスの多くのお子さんのご家庭にもY塾のテキストや問題集があったと思います。
熱血スパルタのイメージもあるW塾は元気なお子さんが多い印象です。W塾はN N(志望校特別講座)が始まる頃になると一気にメンタル面から受験生に仕上げていく、講師の熱意に定評があります。受付などのスタッフさんと先生は熱い体育会系らしく挨拶がしっかりしていて好印象です。
カリキュラムの面でお話すると、圧倒的なスピードで進んでいくのがS塾。難関校を受験する子供の為の塾としてスタートし、少しずつ力がついてきて今現在は、難関校といえばS塾と言われるまでになっているのは皆さんもご存知の通りです。カリキュラムがゆっくりなY塾とN研では、Y塾がS塾を意識して早いカリキュラムに変更しましたが、N研はそのまま独自のスピードで現在も変わらず進めています。
教材も圧倒的にS塾とY塾が難しく、N研は誰でも分かるように優しい問題から難しい問題まで幅広くフォローしてあるので中堅校受験には強いと思います。真ん中ぐらいの成績のお子さんには進路速度もテキストの内容もN研がちょうど良いと思います。
N研のように毎週実施されるカリキュラムテストで理解度を知り、それによって学習内容を定着させていく方法はとても良いと思います。テキストが長い間変わっていないN研(今年新4年生のみテキスト改訂)とは対象的に、テキストのないS塾では、当日配られるプリントを整理するのが大変そうではありますが、「年々変化していく受験の流行に迅速に対応する為敢えて教本にはしない」というスタンスには賛成です。
またY塾のように家庭で予習をしてから授業に臨むというのも、テキストに自信があるから出来る学習スタイルだと思われます。親塾が可能であれば予習、授業、復習というサイクルは知識の定着が早いですね。
このように大手塾でもそれぞれ特徴があるので、事前に説明会や体験授業、模試や面談などからお子さんに合った塾を選んで通うことになります。しかし我が子に1番相応しいと判断して通っていても、大手塾が100%子供に合うということはまずありません。大手塾なのでそれは仕方のないこと、どこに重きを置くか、はっきりと優先順位をつけてから塾を選んでほしいと思います。次回は大手塾に通って受験を終えた保護者目線で塾についてお話したいと思います。
アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなとナツ&フユ兄弟の色々ありすぎた受験記も良かったらご覧くださいね。