【緊急レポート】コロナ禍における私学の対応について

ニックネーム はな
高2の長男ナツオと中1の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも、兄に追いつけ追い越せで頑張り、無事合格をいただきました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走したママライターです。

4月22日時点文部科学省発表のデータによると、4月16日の緊急事態宣言が出された事によって全国で91%の小・中・高校の臨時休業措置が取られています。関東地方で4月7日に既に緊急事態宣言が出されていた東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県などの学校は100%の休業措置を取っている現状です。

2020年中学入試を終えた新入生は入学式もなく、新学期も始まらないという毎日を過ごし、学校側も生徒と触れ合い、直接教育を伝えられないという未曽有の事態に直面しています。

そのような状況下で子供たちを私学に通わせている1保護者でもある、私はなが私学に入れて良かったと感じたことを子供たちの様子と共にお話したいと思い、本日は緊急レポートをさせていただきました。このような大変な時期に中学受験を目標として頑張っているお子様がいらっしゃるご家庭の勇気や希望に少しでも繋がれたら嬉しいです。

私の友人などから聞いた様々な私立中学校のコロナ禍での学校教育についてまとめました。
私学で取られている対策は大きく分けて4つ。

  • web授業あり(毎日)
  • web授業あり(科目限定)
  • web授業なし(オンラインHR)
  • web授業なし


神奈川県を中心として聞いていますが、神奈川御三家と呼ばれる男子校ではweb授業の導入が早く、課題も多く出されているようです。同じように東京都や神奈川県の人気のある難関女子校でもweb授業が毎日行われているそうです。毎日web授業のある学校はほぼ時間割通りに授業が行われ、そのうちの数校はパソコンで英語のテストもあると聞いて驚きました。

週に数日だけ数学のweb授業があるという学校も2校ありました。またオンライン授業はないけれど、毎日オンラインHRがある学校や週に数回のオンラインHRがある学校もありました。その際GoogleのツールClassroomやMeetを使って課題が出されている学校が数校、オンライン授業ではclassiという学校教育のICT化をサポートするクラウドサービスを利用している学校が多いようです。
classi 参照
Google Classroom 参照
Google Meet 参照


中学受験学習塾ではweb会議に利用されているzoomを使った双方向性授業の導入が話題になっていますが、私学では一方向のオンライン授業が主流のようです。しかしまだ習っていないのに毎日教科書の宿題や、英語の単語の勉強や発音もテストを実施している学校もあるのも驚きですが、それをこなせる生徒たちも中学受験という長い道程を乗り越えてきたからこそだと思います。

我が家でも朝のHRから始まって主要教科の課題が代わる代わる出されます。兄ナツオは高校生なので今まで通り淡々と課題をこなしているようですが、弟フユトは真新しい携帯の画面で課題を確認・提出しています。
「ママ、これどういう意味?」「どうやって提出するの?」「どうやってファイル添付するの?」「課題印刷して~!」「ママ~!」とずっと聞いてくるのでなかなか家事が進みません(汗)休校と同時にフユト専属のテクニカルサポートセンターになっている母です(苦笑)

コロナ禍での私学の様々な対応として、オンライン授業を導入している学校の保護者の方が満足度は高かったのですが、導入していない学校でも課題が多いので安心できるという意見を聞きました。しかし、1方向性のオンライン授業にも大きな欠点があります。それは…

授業を見ていなくても先生に分からないので、オンライン授業があるのに見ない生徒や画面を開きながら横で違う事をする生徒、しまいには課題をしない生徒まで色々いるそうです。(うちの子達ではないですよ(笑)
また私学だけではなく、公立学校でも生徒・児童一人1台ずつのタブレット支給を国が検討しているとか。早くそうなってくれるといいと思います。


このブログをお読みの皆さんは大変な状況での中学受験に不安や戸惑いの気持ちが多くおありだとお察しします。しかしこのようにコロナ禍でも状況によって迅速な判断をし、教育環境を整えしっかり行ってくれる私学は、このようなご時勢だからこそ余計に魅力が光ると思いませんか?「私学で良かった」ときっと皆さんも同じように感じていただけるはずです。

目指せ兄越え!2020年中学受験記~はなのつぶやき~

アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなとナツ&フユ兄弟の色々ありすぎた受験記や思春期の息子を持つ母の日常なども書いていますので、お時間がある時に良かったらご覧くださいね。

最新情報をチェックしよう!