2020年5月25日に緊急事態宣言が解除された神奈川県に続いて6月12日に東京アラートも解除になり、6月初旬からほとんどの小中高校で学校が再開されました。
2か月遅れではあるものの、子どもたちが待ちに待った新学期の開始です。「学校が始まってうれしい!」「もうちょっと自宅でのんびりしたかった」など、いろいろな声が聞こえてきます。
我が家では、弟フユトは晴れて中1!受験が終わった2月初旬からはや4か月が過ぎました。
やっと始まった学校に通えるようになったのがとっても嬉しいようで、分散登校の短縮授業という短い時間ではあっても、帰宅すると「今日学校(授業)でね~」と、その日印象に残った話を次々に話してくれます。
そこで今回はコロナ世代の中高一貫校に通う新中学1年生12人(フユトの塾友です>笑)に今の心境などを聞きました。
■新中1の新学期への想いは?
緊急事態宣言が出る前の4月に入学式を終えた中学校、宣言解除後の6月に入学式を行った中学校、どちらもあるようですが、いずれにしてもリアルな授業が始まりました。
どの学校も分散登校でクラス全員が揃うことはほとんどないようですが、それでもクラスメイトと会える!そして、教壇に立つ先生が目の前にいる!という今まで当たり前だったことがうれしいことなんだって分かったのは一つの収穫。
そして、「やっぱり普通の授業の方が分かりやすいね」というのが子どもたちの感想のようです。
宿題は入学したばかりで学校に慣れる期間であることと、外出自粛生活が長かったことによる体力低下を考慮し子どもたちに無理をさせないように、今は宿題を少なめにしている中学校が多いようですね。
アンケートを取った子どもが通う全ての中学校でオンライン授業や宿題が出されていたとはいえ、十分な学習が出来たとは言えないという理由から、1学期の中間テストは中止し、来月末に期末テストを実施する中学校がほとんどのようでした。
■イベント中止が多くても学校を楽しみたい!
コロナ禍でなければ入学式、オリエンテーションのほか、体育祭や文化祭などが1学期に予定されていた学校もあります。さまざまなイベントが中止になり、ちょっと残念な気持ちは親よりも子どもたちの方が感じているのでしょうね。
でも、ピカピカの中学1年生!?子どもたちはコロナ禍であっても初めて通う中学校に、心躍るようなワクワクした気持ちをみんな持っていました。
何が楽しみなのか聞いてみたところ、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにまだ始まらないお弁当を「友達と一緒にお喋りしながら食べたい」や「友達とワイワイしたい(騒ぎたい)」というもの。
3カ月にわたって続いた外出自粛の生活で、ずっと友達と遊べなかったことが影響しているのかもしれませんね。
■1人の親としてコロナ禍の子どもたちへ
中学受験を目指すお子さんは、やっと小学校と学習塾が始まり、新しい学年の学びが始まりました。休校期間中は、「家庭学習のサポートが大変だった」、「子どもも親もストレスから喧嘩が増えた」などの声も、ママ友から聞いていました。
でも、だからこそ、学校が始まった今、先生や友達から刺激を受けて、「みんな一緒に学べる授業が心から楽しい!」と感じられるんですよね。
オンライン授業では得られない、子どもたち同士のやりとりで自分の学びに自信が持てることや、先生からの問いかけと子どもたちの言葉のキャッチボールで深まる学習理解は、中学受験にとても大切なことです。
コロナ禍であってもなくても、親として我が子への基本姿勢はどの時代、どのような状況であっても変わらないのだと思います!
今回お勧めの問題集
陰山英夫の徹底反復 百ます計算
陰山英夫/小学館
お勧めポイント
算数の学力アップに繋がる基本はやっぱり計算力!いかに速く正確に計算できるかが大切だとケアレスミスの多かった長男の経験から、次男には小学1年生からコツコツとプレ百ます計算を、中学年からは百ます計算を毎日やらせていました。
だからでしょうか?暗算の計算は今でもとても速いです。
ライターはな
高2の長男ナツオと中1の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも、兄に追いつき追い越せで頑張り、無事合格をいただきました。個性が真逆の兄弟による2度の受験を伴走したママライターです。