なりたい自分を見つける学び 社会問題への意識を深める「Kanagawaプロジェクト」

1914 年に横浜実科女学校として開校した伝統校です。モットーは、国際社会に貢献・活躍できる女性を育てること。
地球が抱える問題をグローバルにとらえ、我がこととして行動できる人を育てるために、知識に加え、国内外の体験学習など、総合的な学びを行っています。

校長先生インタビュー 神奈川学園中学・高等学校 私立中高一貫校 女子校 横浜市神奈川区 横浜駅
▲海外研修|神奈川学園中学・高等学校|横浜市神奈川区

ひとりひとりの夢を見つける「Kanagawaプロジェクト」

総合学習プログラム「Kanagawaプロジェクト」は、中高生時代に社会や国際的な舞台に積極的に出るという体験を重ねることで、「未来の自分の夢」を見つけることが目標です。

中1は「平和」をテーマに第五福竜丸の元甲板員・大石又七さんの話を聞いたり、資料館を見学したりと平和について学びます。中3は「多文化共生」がテーマです。

10カ国以上の人が住んでいるいちょう団地(横浜市泉区)や、横濱中華學院、横浜ユーラシア文化館、川崎桜本ふれあい館の4つに分かれて、日本で暮らす多様な文化背景をもつ方々から話を聞きます。

国籍や民族が異なる人々が互いの文化を認め合い、共生していくことの楽しさや問題点、課題解決策を考えていきます。

こうした学びを一層深めるのが、中3全員が参加する「海外研修」です。

オーストラリア、またはニュージーランドでホームステイをしながら語学力を伸ばし、異文化に触れるとともに、違いを認め合いながら、共生する大切さを実体験を通して学びます。

校長先生インタビュー 神奈川学園中学・高等学校 私立中高一貫校 女子校 横浜市神奈川区 横浜駅
▲水俣での国内フィールドワーク(高1)|神奈川学園中学・高等学校|横浜市神奈川区

生き方そのものを学ぶ 人生の指針となるフィールドワーク

高1全員が参加する「国内フィールドワーク(以下FW)」は、日本の課題をテーマに、沖縄、水俣、四万十川、京都・奈良、宮城・岩手の5つのコースから選択します。どのコースも、入念な事前学習後の出発です。

例えば水俣FWに参加した生徒たちは、戦後の日本における高度成長期がいかに重要な役割を果たしていたかを学び、約半世紀たった今も、水俣病の後遺症に苦しむ人がいるという知識ももっています。その知識の上に、現地ではさまざまな方に出会います。

その中のお一人は、市内の病院で長きにわたって患者と向き合う医師・板井八重子先生です。工場排水に含まれたメチル水銀が与えた人体への被害、患者だけでなくその子孫がさらに親となるときに心配される胎児への影響、環境保護の重要性など、お話はすべて「いのち」がテーマです。

こうした体験をきっかけに、やる気も成績もふるわなかった生徒が一念発起し、医学部への進学を果たしたり、裁判をキーワードに法曹の道に進んだり、環境問題や海洋保護を考える大学の研究室に入ったり。同じFWでも生徒の感じ方、とらえ方、そして進む道もさまざまです。

生徒自らが本気で「なりたい自分」を見つける学び、それが「Kanagawaプロジェクト」です。

MARCH100に象徴される進学実績の高さは、生徒が自らなりたい自分に対して、強い思いをもって努力した結果の表れです。

お話を伺ったのは

校長先生インタビュー 神奈川学園中学・高等学校 私立中高一貫校 女子校 横浜市神奈川区 横浜駅

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