江ノ島や富士山を望む高台に位置する緑豊かで広大なキャンパス。
行われているのは、カトリック精神に基づく人格形成と、グローバルな視野を育てる国際教育です。
聖園での温かな6 年間によって、判断力と行動力のある人へと成長していきます。
▲高1 の希望者が参加するカナダ研修は、藤沢市と姉妹都市のウィンザー市を訪問します。 |聖園女学院中学校・高等学校|神奈川県藤沢市
ネイティブの先生がいるMEAで 英語を使って異文化体験
語学力と教養を備えた女子修道会のシスターによって、1946年に設立されました。それを受け継ぐ取り組みのひとつがMEA (Misono English Academy)です。
アメリカやカナダ出身の英語科専任の先生たちが昼休みと放課後に常駐するMEAには、たくさんの洋書や英語で書かれた掲示板などがおかれ、日本にいることを忘れてしまいそうな雰囲気。いつでも気軽に利用できる校内留学のような位置づけです。
先生からの質問に英語で答えたり、みんなでアクティビティをしたり。間違いを気にせず、リラックスして自然な英会話を楽しむ生徒たちでいっぱいです。
ハロウィンには、海外の家庭や学校で行われるように、カボチャや蜘蛛の巣、コウモリなどの装飾が施され、思い思いに仮装した生徒たちがクラフト作りを楽しむなど、本場の雰囲気そのままです。
▲昼休みや放課後にリラックスした雰囲気でネイティブの教員から生きた英語が学べると人気のMEA。 |聖園女学院中学校・高等学校|神奈川県藤沢市
次のステップは 総合的な学びにつながる国際教育
海外研修にも積極的です。中3のニュージーランド中期留学には例年20名前後が、高1のカナダ研修には学年の約5割が参加。高1のニュージーランド留学(1年間)等を含めると卒業までに海外で学んだ経験をもつ生徒が全体の7割にも上ることからも、英語学習への高い意欲がうかがえます。
中3のMさんは、お父様の仕事の関係で2013年からオーストラリアで6年間暮らし、2019年(中1)から帰国子女として聖園に編入学しました。現地校に通っていたため、英会話はハイレベルな実力をもちますが、日本での学校生活に関しては習慣や勉強方法の違いなどの不安もあったそうです。
しかし、帰国生の受け入れにも積極的な聖園では、ACE(Advanced Class of English)という取り出し授業が用意されており、Mさんの英語力はさらにアップ。中2で英検準1級に合格しました。
一方、中学で初めて英語を学ぶという生徒も多く、海外での語学研修や留学に不安を抱くケースも。そうした生徒たちもネイティブの先生やMさんをはじめとする帰国生、海外研修の経験のある先輩達と、毎日の学校生活やMEAで交流することで学習意欲が上がります。
また、その意欲は英語以外の学力アップにもつながり、4割が理系学部へ進学という近年の数字にも表れています。
さらに2019年度には海外大学進学協定校推薦制度加盟校(UPAS)に認定されました。校内の評定平均値をクリアした生徒は、海外大学への推薦が受けられます。