校長 山本 慈訓 先生
世田谷学園の卒業生です。中高時代は、ギターに夢中になって、フォークとかニューミュージックをジャカジャカやっていました。部活は剣道部。僧侶になるために夏と春は15日間、計3回の修行にも行きました。
一番続けてよかったと思うのは、坐禅ですね。土曜坐禅や12月1日から8日に行われる臘八摂心(ろうはつせっしん)など、すべて皆勤です。呼吸と姿勢、心を調えることで、怒りや妬み、不満などの余計なとらわれが自然に片付いていきます。
人はどんなに幸せでも、ちょっとした不満や悩みがあると、そこが心の中でフォーカスされて、辛くなることがあるんです。坐禅はそれを鎮めてくれます。
校長になった今も、生徒とともにいつも坐禅をしていますが、それは仕事だからじゃないんです。生徒たちが坐りに来てくれるから。とてもありがたいことです。
中高時代に経験していなかったら、もしかすると仕事として坐っていたかもしれません。「たった1回限りの人生を幸せに生きていく人を育てたい」。校長としての願いです。
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