中高等部長 櫛田 真実 先生
父は牧師です。私が中1のとき、教会の会堂の建て替え費用の献金のために新聞配達のアルバイトをしました。本当は年齢的にアルバイトはできなかったのですが、先生が事情を分かってくださり許可が下りました。
すでに２人の同級生が新聞配達をしていて、彼らは学校では反抗的だとか不良だとかと言われていたんです。でも、本当はそれぞれ真面目で優しいんです。人をうわさや偏見で判断してはいけないと知りました。
大学は神戸大学教育学部数学科です。理学部数学科志望だったのですが、共通一次（大学入学共通テスト）で解答用紙の裏表を間違えるという痛恨のミスをして、点数の関係（笑）で教育学部に入りました。
でも理学部に入っていたら中学の教員免許は取れないので、今の私はありません。まさに「神のお導き」です。
大学生のとき、スイミングスクールで自閉症の子を指導したのですが、あなたを見ているよって、目を見て根気よく指導し続けていたら徐々に心を開いてくれて。それがきっかけで「人に関わる仕事がしたい」という思いが芽生え、この道を選びました。
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