校長 岡田直哉 先生
私は、桐蔭の卒業生です。中高6年間をここで過ごしました。音楽が大好きで幼いころからピアノを習い、小6のときには初来日したロックバンド、KISSのコンサートにたった一人で行くほどのロック少年でした。
桐蔭では吹奏楽部に入り、パーカッションを担当。大人数で心と音を合わせるアンサンブルを経験することで、人としての立ち位置っていうか、コミュニケーション力っていうか、そんなものも学べたと思います。
大学時代はジャズバンドでピアノを弾き、実はプロを目指していた時期もあったんです。ピアノを弾くアルバイトもしていました。でもある日、ピアノを弾きたくないって思ったんです。そのとき、仕事は好きなことだけで選ぶんじゃなくて、使命感で選ぶべきだって思い、プロを目指すことを辞めました。
使命感があればどんなときも自分がやらなきゃ、と頑張れます。でも音楽をやってきたことはよかったと思います。一生懸命やったことは自信になる。それは生きていくうえでとても大切なことですから。生徒たちにも何か夢中になれるものを見つけて欲しいですね。
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