校長 中野 浩 先生
私は優等生じゃないんですよ。教師になろうって子どものころから決めていたわけでもない。校長の私がこんなこと言っていいのかわかりませんけどね（笑）。
中高一貫校の出身ですが、先輩や友人から文学や哲学、音楽、映画、芸術のすばらしさを教えてもらい議論もしました。勉強よりそっちのほうに夢中になった頃もあります。でも、机上だけではない経験という学習が現在役立っていると感じます。
中高時代は欠点だらけであたりまえです。私もそうだった。それに気づき、自己を高めようと思えるには、他者との関わりがとても大切なんです。だから、失敗を恐れないでほしい。私もなかなか言いづらい失敗をたくさんしました。でも、それは多くの経験をしている、ということです。失敗を恐れて一歩を踏み出さないなんてもったいないと思うんですよ。
その経験から、自分が一生続けたい好きなことが見つかります。それがあれば、辛いことや苦しいことに直面してもきっと乗り越えられます。「ピンチをチャンスに！」。そんなことを学ぶ6年間を過ごしてほしいですね。
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