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▲桐光学園中学校・高等学校|川崎市麻生区
「大学訪問授業」は、さまざまな分野のスペシャリストを招き、そのままの大学の講義を体験するもので、土曜の4時間目に年間20回程度実施する興味深いプログラムです。
希望者は全員が聴講でき、脳科学者の茂木健一郎氏と、ジャーナリストの池上彰氏には、なんと2000人の生徒が集まりました。東工大の物理学教授・井田茂氏による宇宙の新大陸の話に魅了された生徒が、志望校を東大から東工大に変更したという影響力さえ持っています。
訪問授業の講師選定と交渉は中野校長が自ら行うというのも驚きです。
5年にわたる交渉の末にOKが出た小説家の松浦寿輝氏は、萩原朔太郎賞受賞式と桐光の登壇日が同日になったそうです。しかし、松浦氏は桐光のアポイントメントが先だったからと、授賞式出席を断ったという感動の逸話も残っています。