お子さんは、家の中のどこでどんなふうに勉強していますか?
最近では「リビング学習が良い」というのが、すっかり定着しつつありますよね。雑誌やテレビなどメディアの特集を見ても、リビング学習のメリットを前面に押し出したものが多い印象です。
今回は、ウミの例を紹介しながら、家の中での勉強場所について考えてみたいと思います。
■ウミの勉強場所はノマド式!
通塾していないウミにとっては、家庭学習だけが中学受験の勉強になります。そのため、より集中して勉強に取り組めるように、自宅環境を整えることは大切だと考えています。
しかしその一方で、我が家には妹のサンゴと弟のヒラメがいます。ウミの勉強だけを第一に考えることはなかなか難しいのが現状です。
そこで、ウミが実践しているのがノマド式。ノマドとは、オフィスだけではなくさまざまな場所で働く新しい仕事のスタイルを指す言葉なのですが、ウミも勉強場所をノマド式にしています。
具体的には、集中したい時やきょうだいが遊んでいてうるさい時には個室、一問一答や国語の読解など話し合いながら進める時にはリビングと、勉強内容によって場所を使い分けているのです。
■4つの場所を使い分けるウミ
自宅の中でウミが勉強している場所を紹介しましょう。
1つめはダイニングテーブル。一番勉強している時間が長い場所です。私と会話しながら進める国語の長文読解、漢字や語彙、口頭で答え合わせをする問題集などを行うときに利用します。
2つめは2階の個室。机だけが置いてあり、長男に限らず、1人で集中して何かをしたい時には家族の誰でも利用可能です。
ウミは算数の勉強と週テストをする時に個室を利用しています。ウミいわく「集中できるから」とのこと。その他、算数と理科の分からない問題を夫が解説するときには、2人で個室に籠っています。ウミの場合、計算が必要な勉強は個室が合っているようです。
3つめはスタディスペース。先ほど紹介したダイニングテーブルのすぐ横にあり、細長い作りつけの木の机を子どもたち3人が横に並んで使っています。
ここは、学校の宿題や遊びがメインで、中学受験の勉強にはあまり使われていませんが、時々、ダイニングテーブルでするような内容の勉強に利用することもあるようです。
4つめは、リビングのソファの前にある小さなテーブル。ここもごくたまに利用しています。普段はイスに座るので、直に床に座って勉強するというのが、気分転換になるのかもしれません。
まとめると、計算が必要な理科の単元・算数・週テストは個室。それ以外の勉強はダイニングテーブル、スタディスペース、リビングテーブルの3つを気分に合わせて使い分けています。
家の中のどの場所で勉強するのが最も効果的なのかは、おそらくお子さんによって答えが違うと思います。お子さんにとってのベストを探してみて下さいね!
小5長男ウミ、小4長女サンゴ、年長次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。