FMサルース 毎月最終金曜日13:40頃から放送の「ビタミンママワイド」。
毎回、このエリアでご活躍の皆さんにご出演いただいております。
現在はウィルス感染防止のため、電話ご出演となっていますが1月のゲストさんは桐蔭学園高等学校・中等教育学校校長の岡田直哉先生。
「コロナ禍と教育」についてお話していただきました。
最初の緊急事態宣言を受け、期末テストが急遽中止になり、テストの問題や解説をすべてオンラインで配信することから桐蔭学園のコロナ禍の学びは始まりました。
4月以降、オンライン授業を開始しましたが、2015年からICT教育に取り組んでいたのでスムーズに移行できたそうです。
3か月に亘るオンライン授業を経験し、オンラインでもできること、対面でなければできないことが明確に区分けできたことで、これまでの「当たり前」を見直すきっかけとなりました。
今後も双方のメリット、デメリットをしっかり見極め、融合型のよりダイナミックな教育を展開していきます!
岡田先生の力強い言葉に、学園に漲るチャレンジ精神が伝わってきました。
コロナ禍において家庭で心がけることは「こどもに干渉しすぎないこと」と岡田先生。
クラス、習い事、部活動等々、子どもには本来様々な居場所や場面があり、それぞれで多様な「顔」を使い分けてバランスをとっています。
様々な場面が制限されている今、干渉しすぎると子どもを追い詰めてしまうそうです。
なるほど、いつも学校にいってるはずの子どもが家にいるだけで、つい色々言いたくなっちゃいますが、家庭が安らぎの場でなくなると困りますよね。
そして、大切な青春時代がコロナ禍なんてかわいそう…という声を耳にしますが、今の中高生を気の毒な世代だと思うのは失礼ではないか?と岡田先生。
「彼らはオンラインで学園祭を企画したり、三密を避けた部活動の運営方法を考えたり、学園紹介動画を作成したり…。
この未曽有の事態を受け入れ、実に果敢に挑戦しています。
コロナ禍を境に間違いなく新しい時代がやってきます。
こんな事態でも進化を止めなかった彼らこそが、次の時代を引っ張っていく推進役となってくれると信じています。
彼らが大人になったとき、話をしてみたいですね」。
コロナ禍の若者たちが羽ばたいていく新たな時代を見据えた学園の挑戦は続きます。