春休み真っ只中ですが、お花見やピクニックも思いっきり楽しめない状況。せめて学校のお友達と公園で遊んだり、ちょっとしたお出かけをしたりと、息抜きしたいところですが、塾の春期講習に追われ、それに伴って課題も山積み。また、学校もI C T教育に本腰を入れ始め、家での学習にも強い味方がやってきました。限られた時間の中でこの春休みをどう過ごせば良いのでしょうか?
■世田谷区公立小、タブレットを全児童に支給
3年最後の保護者会で配布されたのはiPad。キーボード付きの立派なケースに入り、ピカピカの新品。もちろん、支給と言っても貸し出し。卒業時には返却するのですが、逆にそれまでは自由に使用できるほぼ所有物。子どもたちはさぞやテンション上がったでしょう。今までは家のパソコンで区のラーニングプログラムに取り組んだり、調べ物をしたりしていたので、他の家族が使いたい時など、とても不便でした。
子どもたちは3学期のうちに使い方を学校で学び、すでに使いこなせるようになっていたので、改めて使い方などを教える手間もなく、チャチャッと自分でログインもできて、調べものやプログラミングを自由に楽しんでいます。
もちろん、有害なサイトへのアクセスを制限するロックもかかっており、動画などを自由に見たりすることはできません。ふと覗き見してみたら、調べていたのは「マリモ」。なんでも塾の国語で出てきた説明文がマリモのことだったらしく、興味を持ったようです。
そうそう、そういう使い方でいいんだよ!春休み中にいろんなことに触れ、その都度自分で調べることの楽しさを味わって欲しいと思う反面、昭和の時代に生きた親としては、ネットで手軽に調べたり、溢れる情報に振り回されることについ懸念を抱いてしまいますが一度便利なツールを持ってしまうと、もう二度とアナログに戻れませんね。どんな方法であっても、学習を楽しんでくれたら嬉しいのですが。
飽きずに…
■遊ぶ時間がない!優先すべきことは?
3年生の1年間はコロナの影響もあり、学校生活を謳歌できませんでした。お友達と会うこともままならず、家にこもることが多かった分、学校が再開され、自由にお友達と会える雰囲気になってきたら、アコの遊びたい!という欲求も爆発。急速にクラスのお友達とも仲が良くなり、「明日学校だ!早く行きたいなぁ」「昼休み、楽しみ!鬼ごっこするんだ!」と、それはそれは学校が楽しくてしょうがない様子でした。(主に休み時間の遊びですが…)
そんな日々も束の間。3学期もあっという間に終わってしまい、アコは意気消沈。私もかわいそうだな、と思いつつ、課題もたくさんあるし、ここはしっかり勉強時間を確保する気まんまんでした。ところが、そんな気持ちが揺らいでしまうことに…
3学期最後の保護者会で親御さん一人一人がご挨拶する機会がありました。その中でとても多くのお子さんが、学校の後にお友達とよく公園で遊んでいることがわかりました。アコもよく誘われていたみたいですが、習い事がほぼ毎日あったし、そんな時間はなく、学校の後に公園へ遊びに行かせたことはありませんでした。アコ自身もそれは仕方のないことだとわかっていたようですが、やはり内心はみんなと公園で遊びたかったようです。当たり前ですよね。
私は少し反省し、その翌週から決まった曜日の2時間ほどなら公園に行っても良いということにしたところ、アコの喜びようと言ったら!それはもう半泣きくらいの勢いで「ママ!ありがとう!ありがとう!」と本当に嬉しそうでした。習い事がない貴重な日は春期講習の復習に全力を注ぎたいところなのに。
▲春休みの半分は春期講習
当然、その分他の日にしわ寄せがきてしまうのですが、まだこれから3年もある長い受験生活の中で、今からあまりぎゅうぎゅうに縛り付けてしまうのは正直、親の私もしんどい。ここは割り切って思いっきり遊ばせよう!と決めましたが、塾のテキスト、課題がどんどん積み重なっていくのを横目に、本当にこの時間遊んでいて良いのか。その葛藤に苦しむ日々です。
中学受験ママライター トコトコ
この春から大学1年のワコと小学4年生アコ、2人の娘を育てる母。
長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女は公立小学校生活をのびのび満喫中ですが、3年後に控えた中学校受験に向けて大手S塾にも通いながらドタバタの日々。まだまだ遠い偏差値60を目指して頑張るぞ!