いまや小学生のほとんどが習い事をしていますよね。我が家でも、長男のウミをはじめ、きょうだい3人全員がそろばんを習っています。
中学受験の勉強を続けながら、なんとなくそろばんにも通い続けてきたウミですが、4月からいよいよ小学6年生。ラスト1年をスタートする前に、そろばんをやめるのか?続けるのか?いったんお休みにするのか?改めてウミと話し合うことにしました。
■小1の夏から続けてきたそろばん
ウミがそろばんを始めたのは小1の夏。当時の私は、ウミが好きなことで、かつ達成感を得られる習い事をさせたいなと考えていました。はじめに候補に挙げた運動系はウミが全て拒否。そこで、「ウミが好きな数字を扱うそろばんは?」と思い、体験に行ったところ、ウミが「やりたい」と言ったため、妹のサンゴと一緒に通うことになりました。
小4で中学受験の勉強をはじめてからも、特にそろばんをやめるかどうかという話はしませんでした。「できる範囲の勉強で合格できる学校にしよう」という気持ちだったため、勉強のためにそれまでの生活を変えるという選択肢がそもそも浮かんでこなかったからです。
小5になってからは、勉強量も増え、目標にする学校もできたため、「そろばん、どうしようか?」とウミに何度か聞きました。答えはいつも「どっちでもいいよ」。結局、「せっかく続けてきたし、1級に合格するまでは続けよう」ということになりました。
■そろばん2級で終了、小6は勉強中心の生活へ
しかし、小5の後半、だんだんとスケジュールから遅れることが増えていきました。スケジュール通りに決められた量をこなすには、物理的な時間が足りなくなっていたのだと思います。
そこで、小6を目前に控えた小5の3月、改めてウミと話し合うことにしました。考えられる選択肢は全部で3つ。
- 勉強時間を確保するため、そろばんをやめる
- 勉強時間を確保するため、そろばんをいったん休んで、受験終了後再開する
- そろばんを続けて、できる範囲の勉強で合格する可能性が高い学校を目指す
話し合いの結果は「1.勉強時間を確保するため、そろばんをやめる」に決定。3月末でそろばんはやめることになりました。
最後まで迷いに迷っての決断。去年の秋からは年長の次男ヒラメもそろばんをはじめ、きょうだい3人で通う姿を微笑ましく見ていたので、その姿をもう見ることができなくなるのだと思うと、寂しさを感じてしまいました。
勉強をスタートした小4からの2年間を振り返ってみて、中学受験の世界では、決断を迫られる場面が多いなと感じます。決断した後で、「本当にこれでよかったのか?他の選択肢のほうがよかったのでは?」と迷ってばかり。
しかし、過去はもう引き返せません。その時に、迷ってさんざん考え抜いて出した結論なら、きっとそれがベストなのだろう。そう信じて、小6の1年間をウミと頑張っていこうと思います。
小6長男ウミ、小5長女サンゴ、小1次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。