塾の復習に追われ、テレビを見る時間もなかなか作れない状況ですが、NHKの大河ドラマだけは親子で楽しく見ています。
アコにはまだ馴染みのない歴史の出来事をドラマチックに楽しめるので、知識としても興味の入り口としてもとても役に立っています。特に、昨年の「麒麟がくる」、今年の「青天を衝け」は視点や展開が今までになく斬新で、子どもも大人も存分に楽しめる見応えのある内容。
中学受験に直接つながるかどうかはわかりませんが、我が家としては「面白かった!」だけで終わらないよう、持続可能な楽しめる学びを求めて日々アンテナを張っています。
■昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」にハマる
私とアコは昨年の「麒麟がくる」にどっぷりハマり、毎週日曜日は夜8時までに晩ご飯、お風呂も済ませて、テレビの前で正座して放送を待つほどでした。
今までは織田信長という偉大な英雄を暗殺した裏切り者のイメージが強かった明智光秀でしたが、主役の俳優さんもスマートで、脚本もドラマチック。いろんな意味で裏切ってくれた斬新な大河にただただ感動でした。
歴史のことはあまり知らなかったアコもドラマを通じて楽しく戦国時代を学ぶこともできました。でも「あー、面白かった!」で終わらせてはもったいない。そして、私自身も歴史は好きだけど、まだまだ知らないこともたくさん。人物像や時代背景、文化などをもっと知りたくなりました。
▲日光東照宮陽明門 2017年に改修工事が終了
明智光秀の生きた時代の帝と将軍の関係や、歴史上有名な合戦がどのように起こり、どんな戦いだったのか。また明智光秀の家族のことなど、初めて知ることが多く、ドラマが終わってからも沼にはまったまま。
熱が冷めないうちにと、まだ緊急事態宣言が出る前の春休みに日光東照宮に出かけて、「明智平」と名のついた場所を見に行ったり、徳川家康公の墓所を訪れたりして、歴史を身近に感じてきました。
■文字だけで学ぶのと、実際に見るのとでは雲泥の差!
さて、今年の大河ドラマは渋沢栄一。「日本資本主義の父」と言われても、これがまたピンとこない・・・。
近代ものはハズレが多いとか、戦がない大河は盛り上がらないなど、前評判も今ひとつで、私たちも全然期待していませんでした。ところが、始まってみると全く予期していなかった「徳川家康公」の登場!江戸時代から明治時代への時代の移り変わりが、栄一側と幕府側が並行して描かれ、とてもわかりやすいのです。
主役の吉沢亮くんの演技もなかなかのもので、今年もアコと二人、日曜日の夜はテレビに釘付けになり、先日は徳川家ゆかりの増上寺へ出かけ、歴代将軍の墓所も訪れました。
ドラマの中での現将軍、第十四代将軍徳川家茂公とその妻和宮様の墓所が仲良く隣り合わせで並んでいるのを目の当たりにし、アコと二人で感動。それは現地を訪れなければ得られない経験でした。(墓所なので撮影は控えさせていただきました。)
本当なら渋沢栄一の故郷、埼玉の深谷、徳川慶喜と渋沢栄一が眠る谷中の墓所も訪れたいところですが、緊急事態宣言下でそれもままならず。
体験、経験を通して学ぶ我が家の一貫した教育方針がなかなか実現できないことにもどかしさを感じていますが、今は聖地巡礼に向けての下調べ期間と割り切って、現地に赴ける日を待ち焦がれる今日この頃です。
中学受験ママライター トコトコ
この春から大学1年のワコと小学4年生アコ、2人の娘を育てる母。長女は小学校受験で大学までエスカレーター式の学校へ。一方、次女は公立小学校生活をのびのび満喫中ですが、3年後に控えた中学校受験に向けて大手S塾にも通いながらドタバタの日々。まだまだ遠い偏差値60を目指して頑張るぞ!