5月に入り、中学校の説明会や校内見学などのイベントが本格的に開始。今年も新型コロナウィルス感染拡大の影響はありますが、各学校工夫をこらし、動画配信と並行して、対面でのイベントを実施する学校が増えました。昨年は一切のイベントが中止だったので、今年は各中学校に足を運ぶ機会ができたことに正直ホッとしています。
そんな中、我が家もついに、小6になってから初の説明会に参加してきました。今回は、先日参加した芝中学校の説明会の様子を紹介します。
■例年より規模を縮小して開催、テキパキした誘導でスムーズに進行
参加したのは、5月28日に開催された芝中学校の第1回説明会。開始時刻20分前に到着しました。既に20人程度の列ができていましたが、先生方の誘導がテキパキしていて、消毒・検温・受付までスムーズに進み、すぐに会場の講堂で席に着くことができました。
初めて芝中学校を訪れて驚いたのは、すぐ目の前に東京タワーが見えることです。あまりの近さにビックリ!写真に収まりきらないほどでした。
▲説明会が開催された芝中学校の芝学園講堂と東京タワー
説明会は約60分、以下のようなプログラムでした。
- 校長先生の話(教育理念・教育方針など)
- 普段の生徒たちの様子を撮影した動画
- 先生の話(生徒たちの様子)
- 2020年度の入試傾向と教科ごとのアドバイス
例年であれば2時間程度で、校内見学もあるそうですが、今年はコロナの影響で講堂での話のみ。それも、Webでの予約開始とともにすぐに満席になってしまったため、秋頃にも説明会を予定しているとのことでした。今回の説明会の様子も6月以降オンデマンド配信されるそうなので、興味がある方は、芝中学校の公式ホームページをチェックしてみてくださいね!
■芝中学校の印象は、「生徒と先生の距離がとても近い!」
今回、芝中学校の説明会に参加して感じたことは主に4つ。
1つめが、校長先生含め、先生たちがとても親しみやすくユーモアがあるということです。説明会には少数の小学生も参加していたのですが、校長先生は子どもにも積極的に語りかけていました。ともすれば、堅苦しくなりがちな教育理念や教育方針の話も、壇上を歩き回りながら、笑いを交えつつ、話をされていました。後半に登場した先生も、生徒たちとの具体的なエピソードを楽しく語っていて、「先生と生徒の距離がとても近い学校なんだろうな」という印象を受けました。
▲最大1500名収容可能な芝学園講堂。1つずつ席を空け、定員500名で開催。
2つめは、コロナ禍という困難な状況でも、校外学習や修学旅行などの行事をあきらめず、工夫して楽しいことを追究しようとする姿勢です。昨年の修学旅行は、何度も延長を重ね、試行錯誤をして、なんとか開催できたそうです。もちろん、リスクはしっかり考える必要がありますが、すぐにあきらめずに、楽しみにしている生徒を想い、頑張ろうとする先生たちの熱い優しさを感じました。
3つめは、穏やかで優しい生徒が多いということ。残念ながら、生徒さんたちが登場することはありませんでしたが、上映されていた動画や、先生の話から、そう感じました。芝中学校では共生(ともいき)という考えを大切にしているそうなので、他人のことを思いやる優しい心が育つのかもしれませんね。
4つめは、合格するには算数が大事!ということです。なぜなら、過去の入試において、各教科の合格者平均点と全体の平均点を比べた場合、算数が最も点差が大きいからです。この点は、説明会でも入試担当の先生が言及されていました。受験生にとっては(親にとっても?)耳の痛い話ですが、幸いまだまだ時間は残されているので、芝中学校を目指すなら頑張りたいところ!昨年度の入試結果はホームページに載っているので、具体的な点数が気になる方は、見てみてくださいね。
横浜の自宅から1時間近くかかり、ちょっと疲れてしまいましたが、全体的にリラックスした楽しい説明会でした。引き続き、気になる中学校の説明会に参加していきたいと思います。
小6長男ウミ、小5長女サンゴ、小1次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。