6月に入ったと思ったら、もう夏のような暑さが続いていますよね。「勉強時間の確保と体調管理、どちらにも気を配らないと!」と、なんだか気持ちが落ち着かない日々を過ごしています。
そんな中、先日、聖光学院中学校の学校説明会に参加してきました。ウミの偏差値を考えると、候補にあがることはないだろうなと思いながらも、以前、文化祭を訪れた時にとても楽しかったので、ぜひ話を聞いてみたいと思ったからです。
■「変化に対応する力」と「不変の力」を大切にする教育
説明会が行われたのは、コンサートなどにも使用される大講堂の「ラムネホール」。1500名以上収容できるホールに対して定員が300名なので、かなり空間に余裕がありました。
▲聖光学院中学校の正門
説明会は約1時間半、以下のようなプログラムでした。
- 副校長先生の話
- 「探究・情報科教育」を担当している数学科の先生の話
- よくあるQ&Aの紹介
予定の時刻になると、まずは副校長先生が登場。聖光学院中学校では「変化に対応する力」と「いつの時代にも求められる不変の力」の両方を大切にし、そのバランスをどうとるのか、常に考えながら生徒たちの教育にあたっているという話でした。
続いては「探究・情報科教育」を担当している数学科の先生が、新時代を生き抜く「変化に対応する力」について、具体的な授業内容を紹介。探究授業では、生徒自身がじっくり時間をかけてテーマ設定を行い、その課題解決を図るそうです。また、情報では3Dゲームの作成、Scratchによる機械学習、スマホのアプリ開発などを学習するということでした。
さらに今後は、探究と情報を掛け合わせた「理数探究」のいう新科目が始まるそうで、データ分析の実践演習を行うデータサイエンスやPythonを活用した機械学習についても取り組むそうです。私には聞きなれない用語がたくさんでてきたのですが、これだけ生徒がITを駆使し、自分自身で試行錯誤する機会があるということは、今後の社会で活躍するために、大いに役立つだろうと思いました。
最後は、保護者から多く寄せられるQ&Aの紹介。「塾は必要か?」「通学時間は?」「1年間の学費は?」「授業についていけないときは?」など、私自身も知りたいことばかりで、なかなか興味深かったです。
全体的な印象としては、聖光学院はかなり深く生徒自身に考えさせる学習をしていて、また、それと同時に実際に手を動かすIT技術の習得にも力を入れている、と感じました。プログラミングやAI、ドローンに興味がある子供には、かなり魅力的な学校なのではないでしょうか。
■キレイな校舎と充実した設備
「ラムネホール」での説明会の後は、10~20人のグループに分かれて校内見学が行われました。各グループに先生が1人つき、時々、立ち止まって説明を聞きながら、約30分かけて校内を歩きました。
▲テニスコートのある中庭
おもしろかったのは、生徒が校内で普段通りに授業を受けていたこと。体育館ではバレー、屋外ではプールの授業が行われていました。一方の教室でも、数学や英語の授業などを受ける、ありのままの生徒たちの様子を見ることができたので、入学後の学校生活を具体的にイメージすることができました。
▲ルーフバルコニー。お弁当を食べたり休憩したりできる憩いの場。
校舎はとてもキレイで清潔。3階にあるルーフバルコニーでは、外の空気に触れながら、お弁当を食べたり、休み時間を過ごしたりできるそうです。勉強の合間にゆっくり過ごすことができる空間が、校内にたくさんあるのはいいことですね。
私が一番印象に残ったのは、図書室です。雑誌から漫画まで、まるで書店のようなワクワクするレイアウトで並べられていてビックリ!本好きでなくても、思わず通ってしまいたくなるほど魅力的。これは、私立ならではの良さですね。
▲雑誌が並ぶ、書店のような図書室。
今年の聖光学院中学校では、6月と10月に各4回、学校説明会が開かれます。コロナ禍のため、いずれも事前予約制で保護者のみ。ただし、9月に予定されている聖光祭では、子供も参加できるそうです。今後の状況次第で変更もあり得ますが、ぜひ子供にも学校へ足を運ぶ機会を作ってもらえると嬉しいですね。
我が家のウミには、ちょっと手が届かない(たぶん…)聖光学院中学校ですが、教育内容と施設の充実度はかなり高いレベル!目指せるなら目指したいなぁと、つい思ってしまいました…。
小6長男ウミ、小5長女サンゴ、小1次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。