8月も中旬を過ぎ、夏休みの終わりが見えてきました。中学受験生の夏休みといえば、夏期講習が定番ですよね。しかし、塾なしのウミにはその予定はありません。
習い事のそろばんも小5の終わりで辞めてしまったため、特別な勉強関連のイベントや外出は一切なし。では、一体何をしているのか?今回は、塾なし小6家庭の夏休みの様子を紹介します。
■小学校がある時と全く同じ!ふだん通りの毎日
ウミの夏休みを一言でいってしまうと「ふだん通り」。夏期講習がないどころか、特別な教材を準備することもありません。小学校がある時と同じく、引き続き四谷大塚のテキスト「予習シリーズ6年上」と問題集を使って、日々の勉強をしています。
なぜなら、何度もこの連載でお伝えしているとおり、勉強のスケジュールが遅れているから。四谷大塚の学習予定表では「予習シリーズ6年上」は7月の中旬、夏休みが始まる直前で終了することになっています。
しかし、ウミは大幅に予定がずれこみ、夏休みが始まった時点で既に3週間近く遅れていました。そのため、引き続き「予習シリーズ6年上」と問題集を使用することになり、結果的にふだん通りの学習内容になっているというわけです。
実はこれ、今年の夏休みに限ったことではなく、ウミにとっては例年通り。つまり、小4の頃から毎年夏休みは、予習シリーズ上のテキストと問題集を使用し、前半の遅れを取り戻す期間になっているんです。
■1日のスケジュールはゆるく立てて無理は禁物!
使用している教材が普段通りとはいっても、夏休みなので、勉強時間は変わってきます。参考に、ウミのある日のスケジュールを紹介します。
7:00 朝ごはん
9:30~勉強開始
(決めた内容が終われば終了、大体11:30くらい)
11:30~自由時間(主にゲーム)
12:00 お昼ごはん
12:30~自由時間
15:30~勉強開始
(決めた内容が終われば終了、大体17:00くらい)
18:30 夜ごはん
19:30~残っている課題があれば勉強、なければ自由時間
21:30 就寝
午前中は、必ずウミ・サンゴ・ヒラメの3人全員で9:30に勉強開始と決めていて、終わった人から随時解散。最後の1人が終わるまで、静かに過ごすというルールにしています。
しかし、午後と夜は勉強開始の時間は特に決めておらず、その日によってまちまち。私からウミに声かけすることもあるし、ウミから「やろっか」と言ってくることもあります。基本的には、決めるのは勉強時間ではなく、その日にやる課題。全て終わったら終了としています。平均すると、1日3~4時間くらいの勉強時間だと思います。
親としては、ついつい「夏休みなんだからもっとやろう!」と思ってしまいますよね。しかし今年の夏休み、私にとって一番大事なことはウミを含め、3人の子供たち全員が元気で楽しく過ごすこと。イライラしたり、怒ってしまいそうになると、そのことを思い出すように心がけています。
思いがけず去年よりも悪化しているコロナの感染状況。ピークも終わりも見えません。一変した非日常が日常になりつつあり、疲れと不安がたまってきているように感じます。親である私はもちろん、目に見えなくても、子供たちも同じはず。
既に1年半もこの状況で勉強を続けてきたウミ。今は出来るかぎり無理せず、むしろ夏休みはガス抜きをする期間ととらえて、体と心の健康第一で、ゆるいスケジュールにしています。「勝負の夏」といわれますが、我が家はのんびりマイペースで進めているところです。ご家庭によって、優先順位はバラバラだと思います。全ての中学受験生が充実した夏を過ごせるといいな、と願っています。
小6長男ウミ、小5長女サンゴ、小1次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。