約3年、泣いて笑って怒って悩んで、ウミと歩んできた日々の結果がついに出ました。今回は、ウミの受験本番とその結果についてお伝えします。
■神奈川県の4校を受験
1月に埼玉・千葉の学校を受験しなかったウミの本番は2月1日がスタート。コロナ禍ということもあり、自宅から無理なく通える範囲の神奈川県の学校だけを4校受験しました。日程は以下の通り。(±の数値は、2021年12月に実施された四谷大塚合不合判定テスト80偏差値と持ち偏差値との差)
2月1日午前:A校 第2志望 +1
2月1日午後:B校 第4志望 -5
2月2日午前:C校 第3志望 -2
2月3日午前:D校 第1志望 +8
受験した4校すべて、ウミも実際に足を運び、自分で納得して決めた学校です。志望順位は、偶然にも偏差値の難易度順になりました。第1志望のD校は、10近く持ち偏差値よりも高く、模試でも25%~60%をウロウロしていて、一度も80%を超えなかったチャレンジ校。しかし、中学受験をはじめた小4から、ずっと目指してきた学校だったので、受験することに決めました。
2月3日までに、4校のうちどこか1つでも合格できれば、受験終了。もしどこも受からなかった場合、最長で2月6日までの受験プランを考えていました。
■4校すべて合格の快挙!受験生活は楽しい思い出に
2月1日の本番初日は午前と午後の2校を受験。当日、利用する予定だった路線が止まっていることを朝のニュースで知り、少し動揺しましたが、別の路線を使い、無事に学校に到着。かなり早く着いてしまったため、開場を待っている間、ウミと地名しりとりをして待ちました。
最後になにか一言、声をかけようかと思ったのですが、ウミの顔を見ていると、既に私が言おうとしていることも全て分かっているような気がして、いつも通り「じゃあ」「うん」とだけ言って別れました。
その後、午後の学校の最寄り駅に移動したのですが、ここで予想外の事態が発生。ウミが「膝から下の感覚がない」と言い出したのです。久しぶりに長時間歩いて疲労がたまったのか、緊張のせいなのか、理由が分からず困惑。とりあえず、歩いてみたり、足先を高くして座ってみたりといろいろ試したのですが、あまり効果はなく……「午後はやめて帰ろうか?」と聞くと、ウミは「いや、受ける」とのこと。結局、予定通り受験し、帰宅したのは夜8:00頃でした。
2月2日は順調に受験が終わり、いよいよ第1志望の2月3日。受験も3日目で慣れてきたようで、あまり緊張は感じられず、ウミの顔には笑顔も見られました。この学校は、受験者が1500人を超える大人数で、駅からは親子連れの列がズラリ。試験終了後の合流も、ウミを探すのに一苦労でした。試験を終えて、第1志望校から出てきたウミの顔はスッキリ晴れやか。「やりきった感じがする?」と聞くと、「うん」という元気な声。健康で、3日間を終えられたことに、深く安堵しました。
ウミの受験結果は、以下の通り、4校すべて合格でした。
2月1日午前:A校 第2志望 合格
2月1日午後:B校 第4志望 合格
2月2日午前:C校 第3志望 合格
2月3日午前:D校 第1志望 合格
第1志望の合格を知ったウミは、「よっしゃ!」とガッツポーズ。ずっと憧れ続けてきた学校への進学が決まり、最高の形で中学受験を終えられたことに、私もとても嬉しくなりました。
▲思い出にとっておくと決めたテキスト類
受験から数日後、テキストや過去問を整理。ウミは「思い出にとっておきたい」と、ほとんどすべてのテキストと受験した学校の過去問を残しました(小4は私が既に処分していた、ごめん!)。そんなウミを見ていると、受験当初に目指した、「後から振り返った時、大変だったけど、なんか楽しかったと思える受験」にできたのではないかと感じています。
小6長男ウミ、小5長女サンゴ、小1次男ヒラメの3きょうだいの母。ウミは現在、塾なし自宅学習のみで中学受験の勉強中。サンゴは百人一首と漫画を描くのが大好きなのんびり女子で中学受験の予定はなし。ヒラメは漢字・都道府県・算数が得意なオールマイティ男子。中学受験未経験な私と、マイペースな長男の日々を綴っていきます。