はじめての定期テスト

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入学から約1カ月がたち、ウミにとって初めての定期テストがやってきました。全10科目、1週間にわたって行われる中間テストでは、一定の点数以下をとると、補習や追試が課せられます。小学校とはガラッと変わったテストに、ウミはどう取り組んだのでしょうか？

■中学受験で培った力が生きた！自分1人で計画から実行まで

ウミが通う中学校では、試験の数週間前から「学習計画表」が渡され、その日に取り組んだ勉強や時間を書き込むことになっています。先日、「こんなのがあるんだよ」と、ウミが教えてくれてその存在を知りました。

中学生になってからは、個人面談も家庭訪問もなく、日々の勉強に関する連絡もGoogle Classroomを通じて、全て生徒本人に連絡がいくので、試験に限らず、私は中学校生活にほとんどノータッチ。翌日の帰宅時間も知らないほどで、我ながらビックリです。

勉強も同様、たまに英語や数学について、私か夫に質問するくらいで、すべてウミ1人で取り組んでいます。

はじめの頃は、「大丈夫かな？」と気にかけていたのですが、毎日20～21時頃になると、その日のすべき勉強量に必要な時間を計算し、就寝時刻から逆算して勉強を始める時間を決め、自分から個室に行って勉強するようになりました。たとえば、就寝時刻は22時と決めているので、2時間かかるボリュームなら20時、1時間かかるボリュームなら21時から、勉強を始めています。

こんなふうに、中学校での日々の勉強にウミがすんなりと対応できたのは、受験生活で培った力が大きいのではないかなと感じています。長時間机に向かう忍耐力、毎日勉強することを当たり前のことと捉える習慣、自分で予定を決めて実行し、結果に応じて調整する力など、すべてが今の生活に生きているなと感じます。受験生活真っただ中の苦しいウミの姿を知っているだけに、報われたようでうれしく感じます。

■イヤだけど嬉しい？1週間のテスト期間

テスト期間は1週間。「さぞ大変だろうな」と思っていたら、本人はけっこう楽しそうに過ごしていました。というのも、いつもよりずっと早く帰宅できたから。

ふだん、授業は6時限で、帰宅時間は17時前。一方、テスト期間中は2時限で終了、帰宅時間は11時半頃。勉強はしなければならないものの、ふだんに比べると、たっぷり自由時間があるテスト期間は、ウミにとって楽しかったようです。

テストについても、「こんなテストだった」「こんな問題がでた」と、楽しそうに自分から報告してくれました。中学受験では、ずっと私と2人で国語を勉強していたため、「現代文で、お母さんが好きそうな文章が出てたよ」と、テストを見せにきてくれた時は、とても嬉しくなりました。

まだ返却されていないので、結果は分かりませんが、「どんな問題が出るのかな」「こんな問題が出るんだ！」と、ポジティブにテストに取り組めることは、とてもステキなこと。そのままの姿勢で、次のテストもがんばってほしいなと思います。