広い園庭では年齢を超えて遊ぶ姿がたくさん!元気でやさしい子どもに育ちます

横浜市都筑区大棚町にある、すぎの森幼稚園。園児たちの1日は広い園庭での自由遊びからスタートします。

異年齢の交流で遊びを発展させ、熱中することで想像力が開花し、社会性、思いやり、想像力を育てます。そんな幼稚園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。

▲園庭遊びでは異年齢の交流が生まれます(すぎの森幼稚園:都筑区大棚町)

たくさん遊ぶなかで育まれる、人間形成に必要な力

▲友だちと過ごすひとときはかけがえのない時間(すぎの森幼稚園:都筑区大棚町)

園児たちの一日は自由遊びから始まります。朝の支度が終わったら、子どもたちは外遊びへ。幼稚園は子どもたちが初めて集団生活を体験し、人間形成に必要な力を育む場です。熱中することで想像力が開花し、遊ぶことで社会性、思いやり、想像力が育ちます。

ブランコを例にとっても、順番を待ったり、譲り合ったりすることはもちろんですが、「いま乗ったばかりだからもう少し待ってね」と自分の気持ちを相手に伝え、ときには意見を通すことも学びです。これによって、将来直面するであろう壁に立ち向かう力が養われます。大人には同じ行動を繰り返しているように見えても、子どもはその都度、創意工夫を凝らしながら遊びを発展させているのです。

▲話し合いの場は話す力や聞く力を育みます(すぎの森幼稚園:都筑区大棚町)

自由遊びの後の一斉保育は集団活動で協調性や団結力を養います。近年では、集団で対話を行う活動として、子どもたちが輪になって座って話し合いをする「サークルタイム」という手法を取り入れています。今日の保育が明日の保育につながり、問いに対する解決方法を大人と子どもがともに考えます。この活動は小学校でも行われるようになっています。

運動会は園庭で、発表会も園のホールで行います。いつも練習している場所で本番を迎えれば、日頃の成果を発揮しやすいからです。

子どもたちの健やかな成長はみんなで見守る姿勢が大切

▲子どもたちが健やかに成長することを願いながら保育にあたります(すぎの森幼稚園:都筑区大棚町)

私たちの願いは、子どもたちが心身ともに健やかに成長することです。そのためには、ご家庭と園、保護者同士の関わりを密に取りながら、みんなで子どもを見守るという姿勢が大切です。職員同士、毎日園児の様子を共有しています。そして、小さな出来事でも保護者の方への電話連絡を心掛けています。

幼児教育はすぐに結果が出るものではありませんが、ここで過ごした3年間が「温かい思い出」として、思春期も、そして20年後も30年後も残り、心の礎となることを願っています。

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▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

園長 吉野浩司先生

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