子どもたちの主体的な遊び、自然体験を通して、のびのびと豊かな心と生きる力を育む

横浜市青葉区もえぎ野の、もえぎ野幼稚園。50年以上の歴史ある幼稚園で、親子3代で通園というご家庭もあるそう。

遊びや自然体験を通し、「健康で明るくのびのびと豊かな心と生きる力を育む」ことを教育理念としています。そんな幼稚園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。

▲図鑑と網を手に、いざ虫捕りへ!(もえぎ野幼稚園:青葉区もえぎ野)

遊びや自然を通して生まれる発見や思いやりの心

▲ネイティブの先生による「国際交流教室」(もえぎ野幼稚園:青葉区もえぎ野)

遊びを中心とした保育に四季折々の自然体験を織り交ぜ、「健康で明るくのびのびと豊かな心と生きる力を育む」ことを教育理念としています。遊びを通して思い切り体を動かすなかから、工夫や発見、思いやりの心が育まれます。お友だちとぶつかることもありますが、保育者が見守るなかで子ども同士で解決するのも、生きる力を身につける大切な学びです。

また、年長組では週1回ネイティブの先生による「国際交流教室」があります。座学ではなく、身体を動かし、「遊び」を通して英語に慣れ親しむことを大切にしています。

動物の世話から野菜作りまで、豊かな自然体験を実践

▲育てる大変さ、収穫の喜びを肌で感じます(もえぎ野幼稚園:青葉区もえぎ野)

園の畑では、季節ごとにジャガイモやトマト、キュウリ、ピーマン、サツマイモ、とうもろこしなどの栽培や収穫を経験します。自ら育て収穫する体験は、食べ物への感謝の気持ち、苦手な食べ物克服への意欲につながります。豪風雨の後には、心配そうに畑を見に行く子もいて、植物の成長を大切にする豊かな心が育っていきます。

▲野菜への水やりは子どもたちの朝の日課です(もえぎ野幼稚園:青葉区もえぎ野)

また、野菜の栽培は、さまざまな遊びにも発展します。そのひとつが「ポップコーンのお店屋さん」です。種から育て収穫したとうもろこしを乾燥させて作ったポップコーンを、年長さんが年少さんや年中さん、先生にふるまうもので、思いやりやおもてなしの心も育みます。とうもろこしを1粒1粒丁寧にとる作業からは自然の恵みへの感謝が生まれ、数や量、重さなどの学びにつながります。このような自然体験が子どもたちの興味を広げていきます。

▲ウサギのお世話も子どもたちの大事な仕事(もえぎ野幼稚園:青葉区もえぎ野)

また、園庭の「ウサギのひろば」ではウサギにエサをあげるなど直接ふれあうことができます。畑の周辺や園庭では昆虫観察に熱中し、小さな命を大切にする心が育まれています。恵まれた環境を生かした自然教育と、人や命を大切にする心を育む経験を通して、子どもたちの「心の根っこ」を伸ばす保育を行っています。

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▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

園長 鈴木典子先生

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