町田市真光寺町にある、和光鶴川幼稚園。「自分っていいな、と思える子どもに」という願いをもって保育づくりをしています。
魅力の一つは自然豊かな環境です。雑木林や約800坪の「風緑の丘」では、虫探し・木登り・花摘み・ぶどう狩りなどができ、子どもたちが大好きな場所です。そんな幼稚園で大切にしていることや保育内容など、園長先生にお話を伺いました。
幼児期の興味関心を大切に、本物にふれる活動に取り組む
本園は「自分っていいな、と思える子どもに」という願いをもって保育づくりをしています。
幼児期はいろいろなことに興味関心が広がるとき。幼稚園での体験が人生の宝物となるよう、子どもにとって魅力ある活動と夢中になってあそぶ体験がたっぷりできるよう、日々の保育が考えられています。
そのひとつ、ものづくりでは、身近にある素材・紙・空き箱・粘土などを使って、自分のあそび道具を、自分の頭をはたらかせ、自分の手で作り上げていきます。木工作は3歳児から取り組み、かなづちやくぎにふれます。5歳児になると、のこぎりやくぎ抜きも使います。本物の道具を使えるうれしさや、少し背伸びする誇らしさを感じながら、自分で作ったものであそぶ楽しさを実感していきます。
豊かな自然も学び場に、ドキドキ・ワクワクの毎日
また、自然のなかへ出かけていく体験も大切にしています。泥だらけになって崖のぼりをしたり、森のなかを探検したり、芝すべりをしたり。季節を感じることを大切にしながら、センスオブワンダー〈神秘さや不思議さに目を見はる感性〉を新鮮にもち続けてもらいたい、という願いをもって保育者が子どもと同じ目線で自然を味わいます。
幼稚園は自然豊かな環境にあり、雑木林や約800坪の「風緑の丘」は子どもたちが大好きな場所。虫探し・木登り・花摘み・ぶどう狩りなど。風緑の丘にある畑では、土づくりから収穫までを保育者と子どもたちが一緒に行い、年間20種類以上の野菜を育てます。自分たちで育てた野菜は、給食の味噌汁の具や誕生会のおやつにして食べます。
子どもたちは幼稚園でのさまざまな体験を通して、主体的に生き、人とつながることのうれしさを感じながら成長していきます。父母と保育者が子どもの今を見つめながら、「どの子もわが子のように」子どもたちの成長を喜び合えるような関わりを大切にしています。