実体験でものを作り出し「自分づくり」を行う<風の谷幼稚園(川崎市麻生区)>

川崎市麻生区にある、風の谷幼稚園。約5,000坪の緑豊かな環境の中で、子どもたちは自然と触れ合いながら活動しています。そんな幼稚園の特色ある取り組みについてレポートしました。

畝作りから収穫まで
畑仕事を通じて働くことをいとわない子に

麻生区にある風の谷幼稚園の収穫体験の様子

収穫体験の様子:風の谷幼稚園(川崎市麻生区)

少し歩いた丘の向こうに園の畑があり、子どもたちがいろいろな野菜を育てています。おいしい野菜を収穫するためには草むしりもかかせません。自然の恵みに感謝の気持ちをもつとともに、働くことをいとわない子を育みます。立派に育った野菜は園で調理してみんなで味わいます。

初めてののこぎり
木が切れたら何をつくろう?

麻生区にある風の谷幼稚園ののこぎりを使った制作活動の様子

のこぎりを使った制作活動の様子:風の谷幼稚園(川崎市麻生区)

年長はのこぎりを使っての制作です。刃物は危ないからと遠ざけるのではなく正しい使い方を教えると子どもは慎重に、集中して取り組みます。「はさみや包丁も、それを使うことでさまざまなことが自分の手できるようになる。もっと自由になれるんです」と天野先生。

毎日お世話してきた羊のキンちゃん
刈った毛は、染めて紡ぎ、織り上げます

麻生区にある風の谷幼稚園で飼っている羊の毛刈りの様子。ここから糸を紡ぎかばんを作ります

幼稚園で飼っている羊の毛刈りの様子:風の谷幼稚園(川崎市麻生区)

今の年長が年中になったときからお世話をしてきた羊のキンちゃん。この毛から衣服などができることを学びます。刈った毛はきれいに洗って色を染め、糸を紡ぎます。年長はこの糸を織り、ポシェットを作ります。

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▲掲載の2025年入園向け「幼稚園ガイドブック」

麻生区にある風の谷幼稚園で飼っている羊の毛刈りの様子。ここから糸を紡ぎかばんを作ります
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