東京都町田市にあるフェリシア幼稚園は、フェリシアこども短期大学附属の認定こども園です。子ども自らが遊びに夢中になる中でいろいろなものを発見していく、探究の精神を大切にした保育を実践しています。
そんな幼稚園の園長先生に、理念、特長などについてお話を伺いました。
遊びの中から生きていく力を育む
「広い目で・長い目で・高い目で・深い目で個性を育む」これが私たちの保育のベースです。
「知」「情」「意」「体」「技」のこれらの学びから、生きていく力・生きていくための基礎を育てること。通常の保育時間はもちろん、英語イマージョンクラス、午後の預かり保育に至るまで、すべて、この教育理念に基づいて活動を行っています。
フェリシア幼稚園は2020年、幼稚園型のこども園に移行し、新たにスタートしました。これまでの一斉型保育から探究型保育への転換でもありました。子どもに教えて、何か特定の結果が出るように導いて働きかけるのではなく、子ども自らが遊びに夢中になる中で、いろいろなものを発見していく。「どうなんだろう?」「こうなのかな?」と対話のなかから子どもたちの学びが生まれていく過程を積み重ねるのが探究型の保育です。
ここで育まれる「考える力」、「感じる力」は、子どもたちがそれぞれ違った考えを持ちながらも、相手の気持ちに寄り添い、共感し、話し合って協調することができる力につながります。
英語にたっぷり浸る英語イマージョンクラス
イマージョンとは浸すこと。教育時間を日本語で学んだ後、午後は毎日英語に浸り、自然な英語環境習得を目指す、フェリシア幼稚園ならではのプログラムです。
英語イマージョンクラスでは、英語環境にイマース(浸す)した状態で生活し、自然と英語を習得できるようになることはもちろん、日本人としてのアイデンティティーを育み、世界多様化に興味をもつことやチャレンジする心を育てます。
そしてここでも、「ラーニングセンター」という探究型の学びを通じ、教育時間内の保育同様、自ら知識や情報を手に入れていく探究の精神を大切にしています。
探究という大きなコンセプトを掲げ、園全体で子どもの学びと成長を支えていきます。