寄り添う保育で将来に活きる人間力を育む <つどいの森もみの木子ども園(横浜市青葉区)>

横浜市青葉区にある、つどいの森もみの木子ども園は、2020年に幼保連携型こども園になりました。子どもたちのもつ力を信じ、じっくり向き合う姿勢を大切に保育を行っています。

そんな、こども園の園長先生に、理念、特長などについてお話を伺いました。

サークルタイムで子どもの自主性を伸ばす

つどいの森もみの木子ども園の保育士さんたち

「サークルタイム」では、保育者は子どもたちの様子をそっと見守ります:つどいの森もみの木子ども園(横浜市青葉区)

当園では、子どもたちのもつ力を信じ、じっくり向き合う姿勢を大切にしています。2020年に幼保連携型こども園になりましたが、それは保育園のころから変わっていません。

園では「サークルタイム」を多く行っています。これは大人が入らない子どもだけの話し合いの場です。もちろん時間はかかりますが、保育者はさりげなくフォローしながら子どもたちを見守ります。3歳児、4歳児はまだ自分のことばかり主張しがちですが、繰り返すうちに相手の意見を聞き入れ、相手の立場に立って考えられるようになります。

小学生になって「もみの木の卒園生はリーダーシップがとれる子やアイディアや意見を出せる子が多い」とよく言われるのは、こうした積み重ねがあるからでしょう。

異年齢の縦割り保育で、いい化学変化を

つどいの森もみの木こども園での体操サーキットの様子

プロの講師を招いて行われる「体操サーキット」の様子:つどいの森もみの木子ども園(横浜市青葉区)

当園は1つの園舎に0歳から5歳児までが一緒に生活をしています。年齢が下の子は年上の子をまねることでたくさんのことを学び、年齢が上の子は下の子から思いがけない発想をもらって刺激を受けます。こうして、いい化学変化を起こしながら成長できるのが縦割り保育のよさです。もちろん同年齢で活動したほうがいい場面もありますので、それをどうコーディネートするかが保育者のスキルだと考えています。

さらに、保育者や関わってくださる方の幅広さもこの園の魅力です。当園では1つのクラスに何人もの保育者が入るので、さまざまな視点から多角的に子どもたちをみることができます。また、プロの講師を招き、「和太鼓」「体操サーキット」「英語」「アート」など、たくさんの「ホンモノ」を体感する機会を設けています。

子どもたちは、日々、さまざまな関わりの中で、流動的に刺激を受けながら生活をしています。私たちはそんな子どもたちに、興味のあることをとことん深掘りしていける環境を整え、成長を見守っていきます。

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▲掲載の2025年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

つどいの森もみの木子ども園 園長:東洋一郎先生

つどいの森もみの木こども園での体操サーキットの様子
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