2025年園長先生のメッセージ<市ヶ尾幼稚園(青葉区)>

横浜市青葉区にある市ヶ尾幼稚園。自由な遊びや自然体験を通じて、生きる力の土台を育み、一人ひとりの個性を大切にしています。
そんな幼稚園の園長先生に、理念、特長などについてお話を伺いました。

四季折々の自然に囲まれ、
真の学びにつながる自由な遊びを

市ヶ尾幼稚園の自由遊び

▲「子どもたちの自由遊び」を大切にします(市ヶ尾幼稚園:横浜市青葉区)

自発的な遊びを通じ
「生きる力」を育てる

当園は、のどかな田園風景が広がる市ヶ尾にあり、青葉区で一番歴史のある幼稚園です。1965年に開園以来、6千400名以上の卒園生を送り出してきました。「子どもたちの自由遊び」を真ん中に、さまざまな一斉活動とのバランスを大切にした保育・教育を進めています。

幼児期には、何を指導されたかより、どのような人に出会い、どんな関わりをもちながら生活をしたかが重要だと考えています。日々の生活と遊びを通して蓄えた力は、将来の学びや生きる力の基となります。先生方も子どもたち一人一人の個性をしっかりと受け止めながら、子どもたちの「やりたい!」という気持ちを大切に、適切なサポートや声がけを行っています。

市ヶ尾幼稚園の園に伝わる「つるつるカップ」づくり

▲「つるつるカップ」づくり(市ヶ尾幼稚園:横浜市青葉区)

当園の子どもたちが大好きな遊びに「つるつるカップ」があります。砂を詰め込んだカップに繰り返し白砂をふりかけてはその表面を磨き、つるつるに輝かせるものです。作り方を考えたり、磨き方を工夫したり。
その「技」は、異年齢の子どもたちの間で受け継がれています。見て、聞いて、やってみて、失敗して…。できるまで繰り返しチャレンジすることで、一つの遊びを通してさまざまなことを学び、吸収します。こんな遊びの時間を経験できる環境こそが、子どもたちにとって最も重要なことだと私たちは考えています。

子どもたちの心が動く
たくさんの経験を

市ヶ尾幼稚園の園庭の芝生はふかふか。園児たちは裸足で遊びます。

▲裸足で遊ぶ園児たち(市ヶ尾幼稚園:横浜市青葉区)

園のそばに広がる畑では、いちご摘みや芋掘り、柿もぎなど、季節を肌で感じるたくさんの体験をします。
園内の年長さんの畑でも、トマト、なす、オクラ、いんげんなどの野菜を、種や苗から大切に育てています。

ここで過ごす、心をたくさん動かして生活する時間が子どもたちの「原点」になれば、これほど嬉しいことはありません。
日々の生活の中にあふれている子どもたちの成長をたくさん見つけてあげたいですね。

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↓↓↓続きの先生からのメッセージは、書籍「幼稚園ガイドブック」をご覧ください。↓↓↓

▲掲載の2026年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

市ヶ尾幼稚園 園長 森 康彦 先生

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