横浜市港北区にある冨士見幼稚園。縦割り保育やインクルーシブ保育を通じて思いやりと自立心を育みます。
そんな幼稚園の園長先生に、理念、特長などについてお話を伺いました。
縦割り保育やさまざまな体験から
思いやりのある自立した子どもを育てる

▲自由遊びでは、思い思いに遊びます。(冨士見幼稚園:横浜市港北区)
緑豊かな環境で
家庭ではできない体験を
冨士見幼稚園で大切にしていることは、たくさんの遊びや体験を通し、自分で考えて行動できる子どもを育てること。
そのために、縦割り(異年齢)保育に力を入れています。子どもがたくさんいた時代には、小さな子どもと大きな子どもが一緒に遊び、いろいろなことを教え合ったり体験したりしました。
そういう体験が希薄な現代においては、幼稚園で異年齢と交流する機会がとても大事だと思います。

▲異年齢の子ども同士で一緒に遊び関わる縦割り保育(冨士見幼稚園:横浜市港北区)
登園後の自由遊びでは、保育室や園庭で思い思いに遊びます。
そこにはクラスや学年の壁はありません。
毎年春になると、入園したばかりの年少さんに、年長さんが遊具の使い方を教えてあげているほほ笑ましい風景を至る所で目にします。

▲3月のお誕生会(冨士見幼稚園:横浜市港北区)
教わった年少さんが年長さんになると、今度は新入園児に同じように教えてあげる。
自分の未来像が身近にあり、年上、年下に関係なくお互いを成長させる。これも縦割り保育の良さでしょう。
子どもを見守り認め、
成長を全力でサポート
幼稚園に通い始める子どもは、まだ3歳。自分のことが中心なのは当然ですが、ゆくゆくは他人のことを思いやれる人になってほしい。私たち保育者は、子どもたちを見守り、認め、褒め、どんな意見が出てもしっかり受け止めることを何より大切にしてしています。そんな環境が積み重なってこそ、子どもたちは自信をもって歩んでいけることでしょう。
障害の有無に関わらずともに学ぶ、インクルーシブ保育を長年導入しています。互いの違いを認め合いながら、相手を思いやる心が自然に育まれます。

▲年少さんから年長さんが協力して作り上げる作品展(冨士見幼稚園:横浜市港北区)
また、月曜・火曜の週2回は給食の日です。みんなで同じ物を食べると、苦手な物でも食べられることが多いんです。これも幼稚園ならではの体験の一つ。いろいろな体験を通して、未来へ羽ばたく子どもの成長をサポートしていきたいですね。
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