川崎市宮前区にある宮前幼稚園。四季折々の自然で遊び、日本の伝統文化に親しむお茶会など、多彩な体験を楽しめます。
そんな幼稚園の特色ある取り組みについてレポートしました。
クリエイティブな力を育む
創造する喜び
▲年少児の「絵の具のぬたくりあそび」(宮前幼稚園:川崎市宮前区)
子どもたちのとめどなく湧いてくる想像の世界を、感じたままに表現できる造形活動を豊富に用意しています。
写真は年少児の「絵の具のぬたくりあそび」。
汚れることも気にせず、大量の絵の具を両手に付け、大きなキャンパスいっぱいに模様や絵を描く子どもたち。
自分らしく表現する喜びが、創造性の芽を育みます。
自然の中でとことん遊ぶ
ワクワク感が育む豊かな感受性
▲広大な敷地内には複合遊具がたくさんあります(宮前幼稚園:川崎市宮前区)
広い敷地には雑木林や小川といった豊かな自然があふれ、さらにアスレチックやターザンロープ、ツリーハウスなど、子どもたちの遊び心を刺激する複合遊具が設置されています。
たくさんのお友だちと思い切り遊ぶ時間を通して人と交わる喜びを知り、コミュニケーション力も育まれていきます。
アート作品や日本の伝統文化など
感性を磨くホンモノとの出会い
▲お茶室では自分の作ったお茶碗でお茶をいただきます(宮前幼稚園:川崎市宮前区)
ふだんからホンモノに触れ、感性を磨く機会を大切にしている宮前幼稚園では、12月、畳張りの本格的な日本間のお茶室でお茶会を開きます。
このお茶会で使うお茶碗は親子で協力して作ったもの。
障子から差し込むやわらかな光に包まれて、自分の作ったお茶碗でお茶をいただく。
日本文化の素晴らしさに触れるひとときです。
もち米を育てて餅にして食べる
貴重な体験の数々を生きる力に
年長児は、園内にある田んぼでもち米を育てます。
もち米は、12 月に行われるお餅つきの材料になります。
▲園内にある田んぼで作業する年長児さんたち(宮前幼稚園:川崎市宮前区)
「最初から最後まで自分たちでやり遂げる体験をすること、その過程こそが大切です」と亀ヶ谷先生。
達成感が自信となり、生きる力を支える知恵が身につく、といいます。全身泥だらけになった田植えのあとのお楽しみは、ドラム缶風呂です。
「いっぱい植えたね!」「元気に育つといいな」と友だちと笑い合いながら、順番に2 ~ 3 人ずつお風呂に入って、きれいさっぱり。
非日常の体験の数々が、かけがえのない思い出になります。
↓↓↓続きの先生からのメッセージは、書籍「幼稚園ガイドブック」をご覧ください。↓↓↓