町田こばと幼稚園のおすすめポイント(東京都町田市)

「生まれてきたことを喜び、感謝し、誇りを持って生きる」の基本精神のもと、国際バカロレア認定校としての最先端の学びを導入しながら、アットホームでどこか懐かしさを感じさせる温もりも併せ持つ町田こばと幼稚園。園長代理の神藏かおる先生にお話を伺いました。

町田こばと幼稚園 園長代理 神藏かおる先生

スイミング、体操、英語、リズム
充実の専科プログラム

町田こばと幼稚園では、スイミング、体操、英語、リズムといった専任教諭の指導によるプログラムが充実しています。
園内に屋内温水プールを完備しているため、スイミングは年間を通して週に一回行われています。強い体の基礎を作り、健康増進につなげること、楽しみながら何事にも挑戦する心を育てることを重視しています。IB教育の「自分のことを知る」というテーマに沿って、「特に身体の発達と知的な好奇心の広がりが切り離せない幼児期だからこそ、水に接することによって、人間は呼吸をしているから生きているんだと、体の仕組みを理解することにもつながっています。」と神藏かおる先生。水遊びには危険が伴うこともしっかりと子どもたちに伝えながら、結果としてスイミングの技術が身につく様子も多く見受けられます。

▲室内温水プールを完備。専科の先生2人と担任の先生、プールサイドには監視員の先生が全体を見守っており、安全管理体制は万全です。

英語を母語とする講師によるレッスンも週に一回取り入れています。先代の理事長が中学校の教員だったこともあり、「生きた英語」の必要性を重視。インプットだけではなくアウトプットの機会を数多く設け、子どもたちが将来の選択肢を広げ、世界で生きる力のひとつとして役立つことを目指しています。
また、「リズム」は、リトミックとダンスの要素を取り入れた身体表現のプログラムです。音楽に合わせて楽しく体を動かしながらリズム感、音感、集中力、自由に表現する力、敏捷性、柔軟性などを養います。先生やお友だちと一緒に動くことにより、相手を思いやる力やコミュニケーション力も育まれます。

▲英語のクラスは、英語を母語とする講師が担当。ダンスやゲームの要素も取り入れた楽しいレッスンです。フォニックスやサイトワーズに触れ、ライティングも体験します。

▲リトミックとダンスを組み合わせた「リズム」では、ピアノの音にあわせ、全身を使って、さまざまなシーンを表現。先生のお話をしっかりと聞く姿勢も身につきます。

入園前の準備に!
大人気の2歳児クラス

3歳児からの通常クラスに加え、2017年から2歳児クラスをスタートした町田こばと幼稚園。入園前から幼稚園に慣れさせたいという思いをもつ保護者の方にとってはもちろんのこと、園の充実した施設でいち早く教育が受けられるとあって、あっという間に定員に達してしまうほどの人気があるそう。

日々の活動は基本的に2歳児専用の教室、教材、教具を用いて行われますが、在園児と同じように、楽しいリズムや、温水プールでの活動、英語の時間も。取材に伺った日は、すみれ組さんと、もも組さんの2クラスが合同で「リズム」に取り組んでいました。専任の先生によるピアノと声かけに合わせて、りんごを収穫してカゴに入れて行くジェスチャーをしたり、お友だちと手をつないで仲良く走ったり、ホール全体を使って元気よく動き回ります。

温水プールではプールサイドに水深の浅いビニールプールを設置し、楽しく水遊びをすることから始めます。英語の時間には、英語を母語とする講師の先生と触れ合い、一緒にダンスや制作などを行いながら、自然と英語に親しんでいきます。さらに、遠足や夕涼み会、運動会など、幼稚園の多くの行事にも参加することができます。

IBのベースは探究活動
たくさんの気づきが成長の証

町田こばと幼稚園が導入している国際バカロレア(IB)教育のベースは、子どもたち自身が主体的に取り組む探究活動にある、といいます。
例えば、年長さんは、「世界はどのような仕組みになっているのか」というテーマのもと、光の探究に取り組みます。園内にある「ひかりの広場」は恰好の学びの場所。太陽の光によってカラフルな丸窓の色が地面に映し出されたり、影ができたり…。そうした実体験を通して「光の性質」に気がついた園児たち。

▲リトミックとダンスを組み合わせた「リズム」では、ピアノの音にあわせ、全身を使って、さまざまなシーンを表現。先生のお話をしっかりと聞く姿勢も身につきます。

ある日、「お店屋さんごっこ」の準備に向けて何をするのかをクラスで話し合ったところ、「影絵屋さんをして、みんなに見てもらいたい!」との提案がありました。段ボールと模造紙で作ったボックスの中に、魚や花、果物など季節に関連した思い思いの造形物を配置。後ろからライトを当てると、模造紙のスクリーンに幻想的な影絵が現れました。「きれい!きっと年少さんや年中さんも喜んでくれるね」と、光の探究によりさまざまな気づきを得た園児たちには、同時に年下の子たちへの思いやりの気持ちも育まれていました。

▲「光の探究」に触発された年長さんは、お店屋さんごっこのために「影絵屋さん」を準備中。お友だちと協力して作業を進めます。

「いまや、幼稚園を卒園した後も、探究は必要となる資質であり能力です。ここでの学びは必ず子どもたちの未来に生かされると信じています」と神藏かおる先生。「IBにはさまざまな要素があります。私たち教育者も、子どもたちのために最適な学びの方法を探究し続けていきたいと考えています」。

 

お話を伺ったのは

町田こばと幼稚園 園長代理 神藏かおる先生