子どもたちはみな天使。天使の園にきれいな花を咲かせます

東京都町田市にある、つくし野天使幼稚園。モンテッソーリ教育を通し、子どもたちの成功体験を積み重ねます。そんな、カトリック精神に基づく園の園長・朝日佐和子先生にお話しを伺いました。

カトリック精神に基づいて、子どもたち一人一人を大切に、その子にとって今必要なことは何かを考え、愛と祈りのなかで、見守りと育みを行っています。

クラスは満3歳から年長まで4学年が一緒の縦割りで、朝の集いはお祈りから始まります。病気でお休みのお友だちがいれば「早く治りますように」、お弁当の時間には「おいしいごはんをありがとうございます」と、思いやりの心、感謝の気持ちを育みます。

クリスマス祝典では聖劇や歌でイエズス様のご誕生をお祝いします。

毎日の活動には「動」と「静」をバランスよく取り入れています。動の時間は園庭を元気いっぱい走り回り、複合遊具や一輪車などでのびのびと遊びます。また、週に1回の専任講師による体育指導で、たくましい体の基礎をつくります。静の時間は制作では創造の、読み聞かせでは想像の世界を楽しみます。モンテッソーリ教育によって、好きなことに集中する時間を通して、自主性や知的好奇心を育み、「からだ」「こころ」「あたま」を使い五感を通して取り組むことで、達成感や充実感を味わい、「できる」自信を高めていきます。

お仕事の時間。たらいの中で洗濯板を使って小布を洗う年中さん。

また宗教の時間ではカトリック町田教会の神父様が来園され、分かりやすい言葉で「自分はかけがえのない大切な存在である」ということをお話ししてくださいます。入園式や卒園式、クリスマス祝典など、喜びの日を共にお祝いしてくださっています。もちろん、信者でないご家庭のお子さんも安心して通えます。

そんな毎日のなかで育みたいのは、心の根っこの部分です。植物が大地にしっかりと根を張り、すくすくと伸びていくように、「ありがとう」「ごめんなさい」のやりとりを通し、感謝する心、相手を受け入れる心で、互いを尊重します。また、自分も受け入れられ尊重されることで、自分を大切に、同じように周りも大切にできる子どもになります。こうした日々の取り組みの蓄積が芽となり、数年後に子どもたちの心の中で大きな花となるような心の根っこ=心の土台づくりとなる教育を目指しています。

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お話を伺ったのは

園長 朝日佐和子先生