横浜市青葉区梅が丘にある、梅が丘天使幼稚園。カトリック系で、家庭的な雰囲気のなか、その子らしさを尊重した保育を行う幼稚園では、「こひつじクラス」が行われています。未就園児クラスで大切にしていることや保育内容など、三人の先生にお話を伺いました。
経験豊富な先生が子育てをやさしくサポート
梅が丘天使幼稚園はカトリックの教えに基づき、子どもたち一人一人を大切にしながら、その子らしさを尊重する保育を行っています。「こひつじクラス」は2歳児とその保護者が一緒に参加する、1クラス10組までの少人数制。親子一緒の活動を通して、無理なく幼稚園に慣れ親しむことを目的としています。
担当するのは2人のベテランの先生です。「子育ては大変ですが、とても楽しいものです。ママもお子さんと一緒に園での活動を楽しみ、子育ての仲間を作ってほしいですね」と鈴木先生。先生として、子育ての先輩として、不安や心配事を少しでも和らげられるよう、全力でサポートしています。
この思いは2歳児のママだけに限ったことではありません。0歳児以上の親子が一緒に遊べる場として、「にこにこ広場」も開催し、地域の子育て中のママ、パパを応援しています。
「静」と「動」の活動で心も体も伸びやかに
活動には「静」と「動」をバランスよく取り入れています。「静」の時間は、お部屋の中で好きなおもちゃで思い思いに遊んだり、絵本の読み聞かせや季節にちなんだ制作活動に取り組んだり。また、朝の集まりにはお祈りの時間があり、病気でお休みのお友だちがいれば「早くよくなりますように」と、やさしさや思いやりの心を育みます。
「動」の時間は、お家でもできる体を使った親子のふれあい遊びや、月に1回の体操では、ママと一緒に体を動かして元気な体を作ります。「いろいろな活動がありますが、みんなの中に入れなくても大丈夫。気分が乗らない子に参加を強制することはありません。気持ちを受け止めてもらえたという経験が、その子の自己肯定感を育むきっかけにもなります」と近藤先生。
運動会や夕涼み会、夏祭り、シャボン玉ショーなど園児と一緒に参加する行事もたくさん。さまざまな経験が子どもたちの興味や関心の幅をぐんと広げ、「幼稚園って楽しいな」と思える気持ちを育てます。