横浜市青葉区もえぎ野にある、もえぎ野幼稚園。無理なくスムーズに年少組へ進級できることを目的とした未就園児クラスが行われています。そこで大切にしていることや保育内容など、二人の先生にお話を伺いました。
幼稚園入園の準備につながるさまざまな活動に取り組む
もえぎ野幼稚園の未就園児クラスは、無理なくスムーズに年少組へ進級できることを目的としています。曜日によって3クラスあり、少人数制のアットホームな雰囲気で、それぞれ2名の先生が担当します。最初は親子一緒ですが、11月頃からは子どもだけで参加します。
「これまで保護者の方とずっと一緒に過ごしてきたお子様にとって、急に離れ離れになることは心に負荷がかかることだと思います。だからこそ、当園のプレ保育では慣れ親しんできた11月半ばに自然と親子分離をすることで心の負荷を減らしてあげられるようにカリキュラムを組んでいます」と、担当の牧内先生。
親子分離後の保育では、子どもたちはお家の方が作ったお弁当を食べる「お弁当体験」、空き箱で作ったカメラを持って年少組の保育室や職員室などを巡る「幼稚園探検」、園バスに乗って幼稚園の周りをぐるりと巡る「バス体験」、年少のお兄さんお姉さんとふれあう「合同保育」など、年少組へ期待をもって進級ができるような活動を取り入れています。「子どもたちが活動している間は、敷地内にあるコミュニティハウスを開放しています。同じ年齢の子どもをもつママ、パパの交流の場としてご活用ください(富永先生)」。
ワクワク・ドキドキを楽しむカリキュラムが充実
「ドキドキ、ワクワクを楽しもう」をキーワードに、リズム遊びや楽器遊び、制作、野菜の苗植えと収穫など、子どもたちの様子や成長に合わせてさまざまな活動に取り組みます。また、遊びを通して、使ったおもちゃは自分で片づける、順番を守る、協力するなど、社会性や協調性を育てることも大切にしています。
また、月に1回、もえぎ野幼稚園の体操の専任講師のもと、マットやボール、かけっこなど、体育遊びを楽しむ「なかよしひろば」は子どもたちに大人気。こうした活動に加えて、運動会、遠足、クリスマスパーティーなど、未就園児クラスのための行事も盛りだくさんなのも特長です。「たくさんの『楽しい!』を経験して、入園への期待を膨らませてください」と声をそろえます。