東京都町田市にある和光鶴川幼稚園。敷地内にある雑木林や、約800坪の原っぱ「風緑の丘」など、豊かな自然の中で思いきり遊べる環境が魅力の幼稚園では「親子教室はらっぱ」が行われています。未就園児クラスで大切にしていることや保育内容など、室橋先生にお話を伺いました。
▲親子一緒に砂場遊びを楽しみます（和光鶴川幼稚園 親子教室はらっぱ：川崎市宮前区）
自然いっぱいのなかで思い切り遊ぶことを大切に
▲和光学園の敷地内にある「風緑の丘」で虫探し（和光鶴川幼稚園 親子教室はらっぱ：川崎市宮前区）
「子どもたちの遊びや生活を豊かなものに。そして子育てに悩むお母さんたちの支援を」という目的で、1997年にスタートした、和光鶴川幼稚園の2歳児親子教室「はらっぱ」。和光学園の敷地内にある雑木林や、約８００坪の原っぱ「風緑の丘」など、自然豊かな環境のなかで駆け回ったり、虫を捕まえたり、木登りをしたりと思いきり遊びます。
また、畑で野菜の収穫をすることも。「今年は育てた野菜を使ってピザを生地から作り、ピザ窯で焼いて食べる予定。自然の中で五感をフルに生かして『はらっぱ』のプログラムを通し、探究心、好奇心、発想力が育まれていきます」と、「はらっぱ」の室橋先生。
▲スタッフと一緒に好きなことをして遊びます（和光鶴川幼稚園 親子教室はらっぱ：川崎市宮前区）
最初はお母さんから離れられない子どもも少なくないそうですが、先生やまわりのお友だちとの信頼関係ができると、ママから離れて遊べるように。また子ども同士の集団意識も芽生えるそう。日に日に成長する姿を見せるわが子に、目を細める保護者も多いといいます。
保育に当たるのは教員と卒園児のお母さんたちです。子育ての先輩でとても頼もしい存在と、在園児ママから好評です。
お母さんたちと子育てを共有。子どもの成長を共に喜ぶ
▲先生との子育て懇談会（和光鶴川幼稚園 親子教室はらっぱ：川崎市宮前区）
「はらっぱ」は親子一緒に参加します。一緒に活動する時間があれば、子どもたちが粘土や工作などに取り組んでいる間に先生とお母さんたちの懇談会の時間も。子どもの健康や食事、睡眠など、子育てに関するテーマをみんなで話し、体験談が語られます。
「自我が芽生え始める2歳は、子育ての難しさを感じる時期です。一人で悩みを抱えているお母さんも少なくありません。ときには悩みを打ち明けて涙するお母さんの姿も。みんなで子育てを共有することで、子どもの成長を共に喜び、共に楽しむ。『はらっぱ』はそんな教室です」。
▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」
