横浜市都筑区にある認定こども園エクレスでは、モンテッソーリ教育の理念に基づき、発達に応じた環境を整え自立を助ける教育を行なっています。活動は、満3歳児のための「ひまわり組」、未就園児のための「エクレスフィア」と「つぼみ組」の3つのクラスに分かれて行います。
そんな認定こども園の先生に、満3歳児クラス・未就園児クラスで大切にしていることや内容についてお話を伺いました。
ゆっくり時間をかけて一人でできることを増やす
満3歳児クラスのひまわり組は、幼稚園の入園に向けて、少しずつ自分一人でできることを増やすことを目標にしています。まだ長い時間お母さんと離れて過ごすことが初めてという子どもが多いので、部屋に入ってお母さんと一緒に支度をし、ゆっくりと気持ちが落ち着いたところで退室してもらうようにするなど、スムーズに母子分離ができるように工夫しています。
ふだんの活動は季節の歌を歌ったり手遊びをしたり。感触遊びなどのダイナミックな遊びや共同制作、近くの公園にお散歩に行くこともあります。特長的なのは、この園舎には「ひまわり組」、「エクレスフィア」、「保育園」の3つのクラスに同学年の子が活動していることです。
ときには一緒にお散歩に行ったり幼稚園に遊びに行ったりすることもあり、異なる環境で生活する同じ年齢のお友だちと過ごす時間はとてもいい刺激になっています。
保護者の悩みにも寄り添い一緒に解決を目指す
昼食は自園の調理室でつくった給食です。自分一人で食べられるように、スプーンの使い方からフォロー。トイレトレーニングもその子に合った方法を保護者と一緒に考えます。子ども同士でも「すごいね」という共有があり、友だちができた! じゃあ自分もやってみよう! となるのも、早くから集団生活に入るよさです。
「朝と帰りに保護者の方と顔を合わせてお話ができるので1日の様子をお伝えしながら、おうちでの様子も聞き、お悩みの解決策を探っていきます」と石井先生。
保護者にとっても子育てを応援してくれる心強い存在。親子で安心して春の入園を迎えることができます。
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