横浜市青葉区にある田園都市幼稚園は、さまざまな経験を通して「人としての根っこ」を育てる幼稚園です。未就園児のための「ぴよちゃん」では、幼稚園生活までの準備を進めます。
そんな幼稚園の先生に、未就園児クラスで大切にしていることや内容についてお話を伺いました。
幼稚園が楽しい場所と思える保育を実現
「人としての根っこを大きく育てる」という教育方針の下、2歳児教室の「ぴよちゃん」では、根っこを作るために様々な体験をします。しかしその体験が楽しくないと根っこは育ちません。
「子どもにとって、保護者の方と離れての生活はとても不安なので、保育中はどんなことも子どもたちが楽しいと思えるように工夫しています。『立ちましょう』というときにも、ピアノの音を入れて遊びっぽくしたり、ちょっとしたことでもたくさんほめたり」と 宮路先生。また、在園児との触れ合いも、大きな安心感につながります。「在園児が自分から、ぴよちゃんの登園のお出迎えに行ったり、笑顔で話しかけて世話をしてくれたりと、微笑ましい交流が見られます」。
ぴよちゃんでは、幼稚園生活がスムーズに送れるよう準備も進めます。あいさつや返事はもちろん、道具をきちんとしまうなど、基本的な生活習慣も身につけます。
学習能力が高まる特長的なカリキュラム
同園では、特長的なカリキュラムをいくつも取り入れています。まずは「立腰教育」。朝の挨拶の際に目をつぶって、背骨を立て椅子に座ります。集中力や気持ちの切り替え能力が身につきます。
30年以上取り組んでいる「石井式漢字教育」。自分の名前など、日々漢字に触れることで、ぴよちゃんのころから漢字に親しむことができます。
英語学習においては、ネイティブスピーカーの発音に触れることができる語学学習システム「サイバードリーム」を取り入れています。映像に合わせリズミカルに果物や動物の名前を聞きながら発音。リスニング力がアップします。