横浜市緑区にあるむつみ幼稚園は、手厚い職員配置を取り、遊びと教育をバランスよく取り入れ、子どもたちのスキル向上に努めています。
むつみ幼稚園で行われているプレ保育、「めばえ教室」のようすを先生に伺いました。
1クラス7名の少人数クラスに3人の先生という、手厚い保育が好評です。
めばえ教室は多くの子どもたちにとって初めての社会体験、初めての集団生活です。大好きなお母さんから離れて過ごすなか、必ず不安がつきまとうと思います。そんな不安を少しでも解消できるよう、子どもたち一人一人に寄り添うため、1クラス7人の少人数に対し、3人の先生で担当しています。また、まだトイレトレーニング中の子どももいて、失敗することもあります。その対応に人手を割いても、残った先生でしっかり子どもたちを見ることができます。
制作では2歳児でもハサミを使うことがあるのですが、そのときもまずはハサミがどんなものかをしっかり説明し、いきなりジョキジョキ切るのではなく、私たちが必ずマンツーマンで手を添えて1回でチョキンと切るところから始めます。ノリやクレヨンを使う活動もあり、いろいろな経験が積めるようプログラムを組んでいます。
保護者の不安も取り除けるよう配慮していると伺いました。
保護者の方もわが子の初めての社会経験に不安を抱えています。めばえ教室では4月、5月は親子一緒に参加し、どんな流れにわが子が取り組むのかを知ってもらいます。6月からは子どもだけになりますが、降園10分前にお迎えに来ていただき、今日はどんなことがあったのかを一人一人にお話しします。これも少人数クラスのメリットです。
また、子育ての悩みがある方には個別に対応することも。子どもたちがめばえ教室にいる間、保護者の方用の控え室を用意していて、同じ年齢の子をもつ親同士の情報交換の場にもなっています。
幼稚園ガイドブック&よりよい発達ってなんだろう?Vol.93