保護者も卒園児も皆ファミリー。田園江田幼稚園50年の歩み

田園都市線江田駅から歩道橋を渡って、池尻公園という小さな公園を抜けるとすぐ。

田園江田教会付属田園江田幼稚園の創立50周年式典にお邪魔しました。

青葉区の園長先生方や元職員の皆様など、多くの方がお祝いに駆けつけ、厳かな中にも温かい式典が行われました。

優しい光と木のぬくもりに包まれたホール。普段は子どもたちの格好の遊び場に。(横浜市青葉区 田園江田幼稚園)

 

園長先生のご挨拶の中に、毎月全園児が覚える「聖句」のお話がありました。

年少さんから年長さんまで、園児たちは、毎月一つずつ学年に応じた聖句を覚えて卒業していきます。

どんなことにも感謝しなさい。
互いに赦し合いなさい。
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

などなど、大人の私たちもハッとさせられる聖句ばかりです。

「この聖句の暗唱が、人生を生き抜く上で力になると信じています。
どんなに辛い局面に立たされても、聖句を思い出し心を奮い立たせることができるよう願っています」と園長先生。

卒園時に一人一人に配られる「おもいで」には、今まで覚えたすべての聖句が載っています(横浜市青葉区 田園江田幼稚園)

人を信頼することができる
多様性を認められる
人間に興味関心をもてる

そんな大人に成長してほしいと願いを胸に、大切に大切に育てられる子ども達。
温かい日常が伝わってくるお話でした。

2000名を超える卒業生の中には、親となり、今は「親の会」のメンバーとして園を支えてくれる人もいるそうです。

親の会といえば、サークル活動が盛んなことも田園江田幼稚園の特徴の一つです。

式典では、卒業生のお母さま方による「トーンチャイム」の演奏も披露されました。
選曲も、日頃から園児たちが口ずさんでいる曲ばかり。

トーンチャイムの澄み切った音色がホールいっぱいに響きます。(横浜市青葉区 田園江田幼稚園)

卒業生だけでなく、その保護者までも「ただいま」と訪ねたくなる、そんな穏やかな空気を感じる式典でした。

田園江田幼稚園(横浜市青葉区)

 

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