▲大楽幼稚園(川崎市中原区)
1953年開園の大楽幼稚園は、真言宗智山派大楽寺(川崎大師、成田山同宗)の敷地内で仏教の教えのもと、幼児教育と真摯に向き合ってきました。
私の祖父が開園した当時より特に大切にしているのが道徳教育です。
ありがとう、ごめんなさいを素直に言える子、人に迷惑をかけない、進んで善いことをする心の育成と共に、思いやりの心、子どもらしい明るさ、積極性も育みます。
一人一人に目を配り、良いことをしたら大いに褒め、間違ったことをしたときには教え諭す、この姿勢が当園の教育の原点です。
▲毎年 12 月には、約 800 人収容可能な幸市民館の大ホールで学芸発表会が 行われます。|川崎市中原区:大楽幼稚園
幼稚園の3年間は就学前に集団ルールを身につけ、社会性を育む大切な時期です。
そして、人としてのベースが築かれる時期ですから、子どもたちの心と体と知能を健全に成長させるためにさまざまなカリキュラムや行事を行います。
例えば運動会での年長さんによる鼓笛は、10月の本番に向けて6月から練習を開始します。初めて触る楽器に真剣に取り組み、懸命に練習し、協力して完成させる姿を見ると感動しますし、子どもたちの可能性を感じます。
12月に行われる学芸発表会では午前・午後の2部制で、劇やダンスに加えて合唱を、年長さんになると合奏を発表します。また、一年の集大成となる作品展ではクラス全員で分担し、助け合いながら大作を完成させます。
そうした修練を重ねることで、小学校入学後は何事にも集中して取り組めるようになります。
共働きの家庭が増えているなか、私たちでできるサポートは可能な限り行います。希望者には毎日の給食の手配もします。
さらに保育のある期間に加え、長期休暇中の預かり保育を充実させ、降園の際にはバスも運行しています。9月、10月の見学会で当園の子どもたちのイキイキとした普段の姿をご覧ください。
お話を伺った人
園長 佐藤 教寛 先生