プレ保育「たんぽぽ組」は親子一緒からスタートし、段階を踏んで母子分離を行うと伺いました。
たんぽぽ組は週1回で、1学期は親子一緒、2学期はお母さんと別室で過ごして途中から合流、3学期からはお母さんは送迎のみの母子分離というように段階を踏み、春からの年少入園をスムーズにすることが目標です。また、細かなところまで目が行き届くよう、最大20名の子供たちに対して3~4人の先生が一緒に過ごします。
手遊びや体操で身体を動かす時間のほか、月刊の教材を用いて読み聞かせやシール遊びで巧緻性や想像力を育てる時間もあれば、蚕を飼育して観察したり、パン粉粘土を作って色付けしたり。また、お餅つきや獅子舞、豆まきなど、日本の伝統行事にもふれられる機会を設けています。2019年からスタートした2歳児教室「いちご組」との交流も行っています。
▲都筑ヶ丘幼稚園 プレ保育たんぽぽ組・2歳児いちご組(横浜市都筑区)
2歳児クラス「いちご組」のことを教えてください。
いちご組は、週2、3、5日と通う回数を選ぶことができます。また最初の1週間は親子登園で慣らし保育を行い、2週目からは母子分離で過ごします。兄姉に在園児がいる場合は4月末から、いない場合はゴールデンウィーク明けから子供だけのバス登園も可能です。
いちご組の一日は制作に取り組んだり、園庭でお友達と遊んだり、みんなでお弁当を食べたりと、在園児とほぼ同じタイムスケジュールで過ごします。
まだ2歳児ですから、水曜日以外の1日保育は午睡の時間も設け、負担が少ないよう配慮しています。また未就園児クリスマス会やさつまいもパーティーに加えて、運動会や作品展は在園児と一緒に参加します。
お兄さんお姉さんや友達との関わりを通してルールを学び、のりやハサミを使った制作も行い、自分でやってみたいという子供たちの意欲を引き出します。
▲都筑ヶ丘幼稚園 プレ保育たんぽぽ組・2歳児いちご組(横浜市都筑区)
「たんぽぽ組」「いちご組」では、身体を動かす機会を多くとっていると伺いました。
幼児期、また2~3歳は運動面での発達が著しい時期でもあります。そこで体操やリトミック、自由遊びなどを通して、健康な体やチャレンジ精神を育てています。
「たんぽぽ組」では、1学期に親子でリトミックや体操を楽しみます。家事や育児に追われ、自宅ではゆっくりと時間が取れないお母さんも、お子さんと一緒に飛び切りの笑顔を見せてくれます。また、10月に行われる運動会の練習として、スタートを切るポーズからゴールで待っているお母さんのところまでかけっこするなど、子供たちの「やってみたい」意欲を引き出します。
いちご組とたんぽぽ組が合同で行う保育の時間もあり、たくさんのお友達と一緒に体を動かす楽しみを知ります。
▲都筑ヶ丘幼稚園 プレ保育たんぽぽ組・2歳児いちご組(横浜市都筑区)
お話を伺ったのは
澁谷由美子先生