入園を前に。モンテッソーリのお仕事に夢中なエクレスフィア


▲認定こども園エクレス エクレスフィア(横浜市都筑区)

モンテッソーリメソッドに基づいたカリキュラムだそうですね。

モンテッソーリはさまざまな教材を使って「お仕事」をするのが特長です。教室内にはモンテッソーリならではの教材が、子どもたちの目線に合わせた位置にきれいに整頓して置かれています。子どもたちはその中から自分がやりたいことを選んで遊びます。すぐに終わることもあれば、何度も繰り返し、集中することもあります。これが「お仕事」です。

ただ2歳の子どもたちにとっては日常生活のすべてが「お仕事」です。登園して靴を履き替え、上着を脱いでハンガーにかけるといった身支度も一人でできるように導きます。困ったときは、「先生、お手伝いしてください」と自分から発信できるように促します。
▲認定こども園エクレス エクレスフィア(横浜市都筑区)

子どもたちが夢中になって取り組む「お仕事」にはどんなものがあるのでしょうか。

最初は教材を棚からテーブルへ運ぶだけでも精一杯ですが、次第にビー玉をスプーンですくい上げる、穴に紐を通す、線に沿ってはさみで切るなど、教材を使った「お仕事」にも集中して取り組むようになります。教材はできるだけ本物を使い、ガラスや陶器など、落とすと割れるものは丁寧に扱うことを学びます。「お仕事」ができたときの喜びは、子どもの自信となり、何事にも積極的に取り組めるようになります。

教師は子どもと話す言葉にも細心の注意を払っています。「ねんね」「わんわん」などの言葉はなるべく使わず、子どもが吸収しても良い丁寧な言葉で話し、子どもたちも先生と話すときは目を見て話し、大人に対する言葉遣い、関わり方などのマナーを身に付けていきます。


▲認定こども園エクレス エクレスフィア(横浜市都筑区)

エクレスフィアの1年で子どもたちはどのように変わるのでしょうか。

着替えや排泄などのほかに挨拶をする、話を聞く、約束を守るなど、社会のルールを学び、生活の基本的なことが少しずつ自分でできるようになっていきます。また、幼稚園生活が楽しいものだとイメージできるように秋以降に3回、園バスに乗ってエクレス幼稚園へ遊びに行きます。園庭で遊んだり、園内を探検したり、お兄さん、お姉さんとの交流を通じて幼稚園での生活に興味やあこがれの気持ちを抱けるようになっていきます。

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