「ぴよちゃん」は基本的な生活習慣を身に付けることを保育目標にしていると伺いました。
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼児期は人としての土台を作る大切な時期です。あいさつ、返事、靴を揃える、席を立ったら椅子を入れるなどの習慣がきちんと身に付くよう指導しています。
『ぴよちゃん』は経験豊かな2名の先生が担当します。田園都市幼稚園の年少さんにスムーズに入園していただくための教室ですが、入会から幼稚園卒業まで一貫してお子さんの成長を見守っていきます。
▲田園都市幼稚園 未就園児クラスぴよちゃん(横浜市青葉区)
体操や漢字、そして姿勢など、在園児と同じ方針で進めるそうですね。
室内遊びや外遊び、制作、リトミックや楽器遊び、絵本の読み聞かせなど、静と動を組み合わせて子どもたちの集中力が切れないよう工夫しています。
月に1回、専任講師による体操の時間もあり、園庭やホールで走ったり跳んだり、平均台や跳び箱にもチャレンジしながら思いきり体を動かします。
田園都市幼稚園では「姿勢」に着目し「立腰」という指導を行っていますが、『ぴよちゃん』でも同様にこの考えを取り入れています。子どもたちが座っているときは大人が手を添えて背筋を伸ばします。姿勢を正すことは発達に良い影響を与えるだけでなく、集中力や持続力など、多くの効果が得られると言われています。
また、漢字教育(石井式)にも力を入れています。自然に漢字にふれて吸収できるように名札や持ち物、掲示物だけでなく保育で使うカードにも漢字を使っています。幼児だからこそ無理なく吸収できるのです。難しいと決めつけず、多くのきっかけを与えることが大切だと思っています。
▲田園都市幼稚園 未就園児クラスぴよちゃん(横浜市青葉区)
参加できる行事はあるのですか?
秋の運動会には在園児と共に参加し、かけっこやお遊戯などぴよちゃんクラスのプログラムも設けています。
一日動物村や人形劇公演、夕涼み会、お芋掘り、お餅つきなどにも参加できます。また、ぴよちゃん独自のイベントとして夏の水遊び、ハロウィン、クリスマス会、ミニ運動会、お弁当を持参して園バスで行く園外保育があります。
こうした多くの経験を通して子どもたちは「早く幼稚園に通いたい!」と期待を膨らませ、自立の芽を伸ばします。
▲田園都市幼稚園 未就園児クラスぴよちゃん(横浜市青葉区)
お話を伺ったのは
只野直子先生
堀崎有紀先生