自然豊かな環境のもと、四季の移り変わりを肌で感じながら、元気にのびのびと過ごしています。毎日の中で大切にしているのは、3つの「カン」を育てること。
一つ目は「観」。五感に触れながら自分の目と心でしっかり物事を見ることです。
例えばかぼちゃやごぼう、レモンなど15~16種類の野菜や果物を用意します。これを手に取って肌触りを感じたり、切って中身を模写したり、においをかいでみたり、ときに調理して食することもあります。
このような経験に加え、さまざまな行事での体験から、二つ目の「感」、豊かな感性を身に付けます。
▲年長が参加する 7 月の林間保育は富士山へ(平間幼稚園|川崎市中原区)
年長の7月に富士山で林間保育を行いますが、五合目から見る富士山の姿、流れていく雲、気圧が低い中でなかなか割れないシャボン玉など、普段、目にすることがない景色や体験に魅了され、その感動は深く心に刻まれます。林間保育に向けた練習として年中から日常の保育の中にグループ行動を取り入れ、幼稚園で1泊するお泊まり会を行います。
ほかにも多摩川河川敷陸上競技場で行う縄跳びとマラソンを融合した縄ラン大会や、ひとみ座による人形劇鑑賞、日常的な縦割り保育など、さまざまな体験によって三つ目の「勘」を働かせる力に結びつけます。
当園は日本で初めて、幼稚園・保育所に水泳教室を導入しました。年少は隔週、年中・年長は毎週、エポックスイミングスクールで指導を受けます。
▲専任講師による正課保育の体育教室は週1回行われます。マットや平均台、鉄棒、ボール投げなど、年齢に応じたプログラムに取り組み、目標に向かって努力することの大切さを体験します(平間幼稚園|川崎市中原区)
また、マット運動や鉄棒、ボール遊びなど、目標に向かって繰り返し練習に取り組む体育教室や、年少の10月から始まる縄跳び教室、ネイティブ講師が担当する英会話教室、日本の伝統文化に触れ、文字への興味につなげる書道教室など、正課の特別活動が豊富なのも特長です。
絵本を読んだり、絵を描いたり、お友達と歌ったり、体を使って仲良く遊んだり。この時期にしかできないたくさんの活動を通して、「のびのび、すくすく」育ってほしい。それが私たちの願いです。
お話を伺った人
平間幼稚園園長
野口 友子 先生