大楽幼稚園は、1953年、大楽寺の住職だった私の祖父が、「教育施設を作って地域に貢献したい」との思いから、お寺の敷地内に開園しました。
当初より、特に大切にしてきたのが道徳教育です。しっかりとあいさつができ、「ありがとう」や「ごめんなさい」と素直に言える子、人に迷惑をかけず、進んで善い行いをする心の育成と共に、思いやりの心、子どもらしい明るさ、積極性も育みます。
一人一人に丁寧に目を配り、良いことをしたら大いに褒め、間違ったことをしたときには教え諭す、この姿勢が当園の教育の原点です。
幼稚園の3年間は集団ルールを身につけ、社会性を育む大切な時期です。そして、人としてのベースが築かれる時期ですから、心と体と知能を健全に成長させるためにさまざまなカリキュラムや行事を行います。
例えば、鍵盤ハーモニカの演奏を中心とした音楽の授業や、園長の私が直接指導に当たる習字などを通して集中力や感性を磨き、体育専任の先生による体操教室で強い体を作ります。
2020年度からは、年中さんと年長さんを対象に、英会話の授業も開始しました。グローバル化が進む世の中で、小学校入学後も戸惑うことなく英語の授業に臨めるように、まずは歌やダンスを取り入れた楽しいレッスンでネイティブの先生の本物の発音に触れることから始め、卒園までには簡単なあいさつや会話もできるようになります。
コロナ禍で行事は一部中止したものもありますが、運動会や学芸発表会など、子どもたちが日々懸命に練習に取り組み、楽しみにしている行事は、感染防止対策を徹底した上で、形を工夫して行っています。
共働きの家庭が増えているなか、給食の手配、預かり保育、降園時の園バスの運行など、私たちでできるサポートは可能な限り行います。9~10月の見学会で子どもたちのイキイキとした普段の姿をご覧ください。
お話
大楽幼稚園 園長
佐藤 教寛 先生