アットホームな環境の中
モンテッソーリ教育を通して
子どもたちの自主性と思いやりを育てます
私がモンテッソーリ教育と出会い、感激と興奮を覚えたのは約40年前のこと。学べば学ぶほど魅了され、我が子をはじめ多くの子どもたちに実践したいと、夫と共に当園を立ち上げました。
人と同じことができるようになることを重視する一斉教育の中で子どもは「教えてもらう」といった受け身の姿勢になりがちですが、モンテッソーリ教育では環境の中に用意されたものの中から自分で選ぶことを通して「何をすべきか自分で考える」といった自主性が育つことにとても魅力を感じたのです。
子どもには「自分の体の動かし方を学んだり、言葉や数を学ぶのに最もふさわしい時期」があり、モンテッソーリはそれを「敏感期」と呼びました。その子にとって最適な時期に自分で一番やりたいことを自分で選び、適切な能力を身につけることができるよう、教室にはたくさんの「教具」が準備されています。
子どもがその中から自分でやってみたいものを選んで取り組む「お仕事」の時間が毎朝あります。本物の包丁でキュウリを切る子、すり鉢でゴマをする子の隣で、文字を書いている子、足し算をしている子など、みな自分がやりたいものに出会うと驚く程集中するので、クラスの中は穏やかな静けさがあります。
一つのことに集中してやり終えると「できた」という達成感からやればできるという自身への信頼感が生まれ、もっと難しいことに挑戦しようという意欲や、周りの子を思いやる優しさが育つのです。
当園では、3〜5歳児までの3学年が一緒の「縦割りクラス」になります。異なる年齢の子どもたちのお世話をしたり刺激を受けたりしながら、優しさ、責任感、協調性を自然に学んでいきます。
また、2歳半からのプレモンテッソーリクラスもあります。園外保育では、サツマイモやジャガイモ掘りなどの野菜の収穫やお米作りの農業・自然体験もできるようになりました。
アットホームな雰囲気を大切に、一人一人の成長をきめ細やかに援助していきたいと思っています。