ヨコミネ学習塾で身につく自学自習の習慣と非認知能力

ヨコミネ学習塾:横浜市都筑区

「塾」と聞くと直感的に“勉強をするところ”と想像することは難しくありません。多くの方がそうイメージするでしょう。しかしヨコミネ学習塾は、一般的な「塾」とはひと味ちがいます。学習意欲を身につけられるのはもちろんのこと、豊かな人間力も育つのです。その真相を探るべく、センター南教室で行われた年長、1年生、2年生のクラスを取材し、本図彩香先生にお話を伺いました。

非認知能力とは…学カテストなどで数値化されない、物事に対する考え方や取り組む姿勢など人間力の素地になる能力の総称です。→詳しくはコチラ▶︎

子どもは「スイッチ」が入ると自ら行動を起こす

ヨコミネ学習塾で最も大切にしているのは、子どもたちが「考える力」を身につけることです。70分間の学習のなかでも「考える」機会は多く設けられており、それに加えて自分の考えを発表する時間も同様に用意されています。

例えばカリキュラムの題にもなっている「考える力」の時間。4月は「どうぶつのふしぎ」、12月は「にほんちず」、2月は「クイズ・おはなしづくり」というように、毎月異なるテーマが設けられています。

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例えば4月の「どうぶつのふしぎ」では、先生がある動物の特徴が描かれたカードを読み、子どもたちがそれを聞いて最後に質問に答えます。例えば「パンダは人と同じように何ができたでしょう」という問いに挙手し、当てられた子どもは「人と同じように座ることができます」と答えます。このとき、人の話を姿勢正しく座ってしっかり聞くことはもちろん、「〜〜です」「〜〜ます」というように、正しい答え方(言葉遣い)ができているかも求められます。

また2月の「おはなしづくり」では、4枚のカードを物語が成り立つように順序立てて並べてお話を作ります。

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上の例題の場合。左から、(1)きょうだいでお盆に乗せた牛乳とグラスを運んで、(2)それぞれに注ぎ、(3)飲んでいるとこぼしてしまい、(4)テーブルを拭く、という流れですが、(2)から始まり、最後に(1)をもってくる。テーブルを拭いたあと、お盆に乗せて片付ける、というストーリーを作る子もいるそう。

また下の例題の場合は、(1)デパートで遊びに夢中になっていたら、(2)ママの姿が見えなくなって迷子に。(3)ママが探しにきてくれて、(4)二人で家路につきました、という考える子がいれば、(4)を最初にもってきて、ママとお買い物に出かけ、とする子もいるといいます。

 

身につく非認知能力

 

本図先生「この授業では答えがひとつではないことを学びながら、考える力はもちろん、想像力も身につける機会になっています。ただし週1回の授業だけでは簡単に身につくものではありません。そこで家庭でも、例えば本を読めるようになれば『今日はママに読んでみて』と諭して、『このお話に何が出てきた?』『このお話に続きがあるとしたら、どんなお話になると思う?』など問いかけてみてほしい、とお願いしています。こうすることで想像力に加えて、読解力の向上にもつながります」

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このほか、名文朗読では「雨ニモ負ケズ」や「徒然草」「枕草子」などを大きな声で朗読し、暗唱テストを受けたり、フラッシュカードでことわざや慣用句を覚えたり。「次は何をするんだろう」「この先ってどうなっているんだろう」「もっと知りたい」など、子どもたちが期待感を抱き、ワクワクするような授業を展開していることも、ヨコミネ学習塾の大きな特長です。

本図先生「子どもたちの興味・関心を刺激すると、自ら進んでやるようになります。与えるのは簡単ですが、自分から学ぼうとして得た知識は記憶に残ります。自ら学ぼうとする力を育てる。これがヨコミネ式教育法です」

異年齢のクラス編成にもワケがある

レッスンの前半は名文朗読や考える力、フラッシュカードなど、クラスみんなで取り組み、声を出したり、考えを発表したりするなかで気持ちを落ち着かせます。そして後半は自学自習の時間。子どもたち一人一人に合わせて用意されたヨコミネ式教材に黙々と取り組みます。

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注目は異年齢の子どもたちが一緒に学習していること。教材は個々に合わせて書写やマス計算などに取り組んでいますが、この異年齢クラスが子どもたちにとってとてもいい刺激になっているといいます。

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本図先生「たとえばマス計算に取り組む2年生は、正確性と速さを計るためタイマーを使うんです。その姿を見た年長さんが「かっこいい」と憧れを抱くのですが、この瞬間こそ伸びるチャンスです。私たちはそんな瞬間を見逃さず、子どもたちのやる気を大切にしています」

また、レッスンの最後には「バトル」と呼ばれるゲームに取り組む時間があります。取材をした日は動物のイラストとシルエットが描かれたそれぞれのカードを机に並べ、絵合わせをします。

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このバトルももちろん、異年齢で行います。年下の子は年上の子の胸を借りるつもりで挑戦し、年上の子は年下の子に負けないよう取り組みます。またバトル中、夢中になって小さい子の存在を忘れてしまうことも。そんなとき、年上の子が年下の子の安全を気遣ってあげたり、負けん気が強い子にヒントをあげたりするシーンも見られるそうです。

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身につく非認知能力

 

本図先生「ヨコミネ学習塾では自立も大切にしています。教室に来たらカバンから教材を出し、使い終わったものは自分で片付けます。ときどき、年上の子が年下の子を手伝ってあげるシーンも。こうした時間は、思いやりややさしさ、社会性を身につける機会にもなっています」

「少し難しい」が子どもたちの諦めない心を刺激する

学習の時間に加えて、ヨコミネ式体操&体感トレーニングの時間があることもヨコミネ学習塾の特徴です。ランニングやマット運動、縄跳びなど、運動神経の基礎となる運動に60分間取り組みます。このなかで、集団で行動する際のルールやマナーも学びます。

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学習の時間と同様、異年齢のクラスで取り組みます。ここで大切にしているのは「ちょっと頑張ればできる、適度な難度」です。学習でも体操でも、簡単すぎると飽きてしまい、難しすぎるとやる気を損ねてしまう。ちょっと難しいけれど、頑張ればクリアできる。そんな難易度に設定し、子どもたちの奮起を促しています。

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身に付く非認知能力

 

本図先生「小学生以上を対象に毎週土曜日、レベルアップクラスを設けています。ここは普段のレッスンにおけるすべての項目をクリアした子どもたちが、さらに上を目指すクラスです。跳び箱をさらに1〜2段高くして跳ぶ練習をするなど、「まだ上がある」という期待感を持たせ、それを目指して挑戦し続けます。また学習面でも名文朗読の暗唱など、日頃の成果を発揮する機会を設け、合格を目指して練習を繰り返すことで、あきらめない心を養います」

「できた!」のシールが自信になり次への意欲を育てる

学習でも体操でも、先生は子どもたちの「できた」を見逃さず、たくさん褒めます。また、「できた」の証として渡されるシールがたくさん貯まるとその分だけ自信につながり、「次も頑張ろう」という意欲を掻き立てます。さらにシールがたくさん集まるともらえる消しゴムも、子どもたちのモチベーションアップにひと役買っています。

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身に付く非認知能力

 

本図先生「終わりの挨拶をする前に、先生は子どもたち一人一人に「今日は何を頑張っていたか」を伝えます。今日は一番姿勢がよかったね、字をとても丁寧に書いていたね、バトルでは同じチームの子と協力して取り組んでいたね、など努力した過程を認めてあげるのです。これが子どもたちにとって自信となり、まわりにも認めてもらえることで、ひいては自己肯定感を高めることにつながります」

学習や体操を通して知識を身につけ、基礎体力を養うだけでなく、自分のことは自分でする、人の話を聞く、自分の意見を発表するなど、人間力も高めるヨコミネ学習塾。2歳〜3歳が対象の「ヨコミネじゅんびクラス」から始めると、その分、自立も早く、「家でも着替えを自分でするようになった」「しっかり話を聞くようになった」などの声が多いというのもうなずけます。

 

ヨコミネ学習塾 センター南教室講師
本図彩香(もとず・あやか)先生

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