地域に根ざしたスイミングクラブとして、五十余年もの間、幅広い年代の生徒さんに愛されてきた「サギヌマスイミングクラブ」。
今回は、宮前平におじゃまして、初めて母子分離で水中に入るBコース(3歳~年長)の80分のレッスンを取材しました。この日は約40名の生徒がレッスンに参加していました。
レッスン・レポート
水着に着替えたら、体操のお部屋に集合!レッスン前の20分間は準備体操などでしっかり体をほぐし、入水に備えます。跳んだり跳ねたり、コーチと一緒に楽しく体を動かします。
レベルに応じたクラスに分かれてプールでのレッスンがスタート。
腰にヘルパー(浮力を加える浮き具)を巻いてレッスンを行います。ヘルパーがしっかり装着されていることを確認したら、いよいよ入水です。
水慣れクラスは、足でバチャバチャしたりジャンプしたり。徐々に水に顔をつける練習に移行していきます。
コーチを指導する立場の「認定員」も、プールサイドから子どもたちの安全を見守るとともに、水中のコーチとは異なる目線で子どもたちの泳力を判断し、担当コーチにアドバイスします。
泳ぎクラスはキレイなフォームで入水!
コーチの号令に合わせて息継ぎのタイミングを練習します。
「すごいすごい!」「その調子!」コーチの声がプールに響きます。
みんなで長い浮き棒につかまって、汽車ポッポをしたり、ロングボードに乗って水の上を移動したり。楽しい時間も大切にしています。
「ここまでジャンプしてごらん!」小さなチャレンジの積み重ねが、自信を育みます。
息継ぎの不安がなく、泳ぐ楽しさを知るには最適な背泳ぎの基本から。最初は怖くて力が入ってしまった子も、コーチのサポ-トできれいなフォームに!
レッスン後のワクワクタイム。認定員から項目をクリアできたと判定されるとシールがもらえます。
両足を揃えてプールにジャンプできる、ヘルパーをつけて水中で動ける、水中で目が開けられるなど12項目×3段階、計36の認定項目をクリアする度にシールがもらえます。12枚のシールが揃うとサギヌマスイミングのシンボル、イルカが完成。3段階クリアして進級基準を満たすと、いよいよ進級テストが受けられます。
成長を実感できる多彩なイベントも大人気!
春に二泊三日で行うスキーキャンプ(年長から参加可能)は、受付開始直後に埋まってしまうほど人気のイベント。スキーだけでなく、生活面もコーチがしっかり指導します。保護者の方々からも、「スキーキャンプ後は進んで自分のことをするようになって、成長ぶりに驚いた」など、たくさんの嬉しい声が届くそうです。
▶スノーキャンプ
お米をつくろうというイベントでは、千葉県の田んぼで、春と秋に田植えと稲刈りを体験し、バーベキューをしたり新米おにぎりを食べたり。潮干狩りや夏のスイムキャンプなど、年間を通して楽しいイベントを企画しています。プールで行う親子イベントなど、幼児も参加できる機会も!
▶稲刈り
▶潮干狩り
管理栄養士の資格をもつスタッフも在籍しているので、今後は「食育」にも力を入れていきたいそう。プールに限らず、さまざまな体験を通して子どもたちの心と体の成長をサポートしているサギヌマスイミングクラブの輪が広がっていきます。