英国バレエ学校卒の講師による確実に成果の出るレッスン

「できる」目標を設定し、わかりやすく説明
成功体験の積み重ねで確実に上達

――レッスンの特長を教えてください。
3BLOOMSのレッスンは、イギリスで学んだバレエのメソッドを元にコンテンポラリーのプロダンサーとしての経歴を生かしたオリジナルのプログラムが特長です。3歳から小6までが対象のキッズバレエでは特に、姿勢・柔軟性・礼儀の3つを確実に実践し、「舞台に立つ」「基礎の根となる体」「表現」を重視するプログラムです。

基礎を身に付けると言っても、単に「姿勢をよく」「笑顔で」と言うだけの教え方ではなく、その基礎を身につけるためのトレーニング、ストレッチを指導します。「10秒間前歯を全開に見せる」「壁に背をつけ10回屈伸」など、単純で短時間のトレーニングをクラス中、さらに家でもできるように進めます。体を変えることで、気がつくと、基礎が身についています。


▲壁にぴったりくっついて「まっすぐ」を意識 (3BLOOMS:たまプラーザ)

レッスンは月に4回または8回が基本です。たとえレッスンが週1回でも、確実に成果が出るプログラムを行っています。例えば、「毎日この練習をしましょう」が無理でも、「毎日まっすぐ立つ」ならできますよね。これを1年間続ければ、正しい姿勢として成果は必ず出ます。

早ければ、子供たちは、数週間で成果が現れます。このように、生徒たちにきちんとタスクを渡すことにしています。未就学児向けにオリジナルの「バレエブック」も作成しました。バレエのポジションをわかりやすく図解し、お家でこれを見ながら練習できます。できたところには先生がシールを貼っていくので、「次はこれができるようになりたい!」という意欲にもつながります。

また、バレエブックとは別に、任意でバレエノートを書いている生徒もいます。その日にやったことやできたことなどを自由に書いてもらって、私と交換日記のようなやりとりをしています。こちらからも、「次の目標は?」と質問を投げかけたりして、自ら考える力を育てています。

――子供たちにバレエを教えるにあたり、大切にしていることは何ですか。
「バレエを好きになってもらいたい」という思いが原点にあるので、教える際に決してダメとは言いません。新たな課題に対して、その子が「難しくてできない」と感じているとしたら、「どうやったらできるかな?」と問いかけ、生徒と話せる環境を作っています。

講師の私たちの「できると信じている」という姿勢はとても大切です。常にプラス思考で、できたことは必ず褒めて成功体験を感じてもらうようにしてしいます。


▲たまプラーザ駅から徒歩5分 3BLOOMS

子供たちのやる気を引き出すための手段の一つとして、年に1回の発表会も重視しています。2018年は9月に宮前市民館大ホールで、「くるみ割り人形」の公演を行いました。事前の練習では、発表会で披露する演技を目標として設定し、そのために今何をすれば良いのか、自分で考えてモチベーションを高めます。発表会後には、自分の立てた目標に対してどうだったのか、できなかったことがあったとしたらなぜかを一緒に分析します。これが、次のステップへつながると考えています。

年に1回でも、舞台でスポットライトを浴びるのはかけがえのない経験になります。また、発表会は全員で作り上げるもので、1人だけがんばればいいというものではありません。それを学ぶことで協調性や社会性も育まれ、人としてさらに一歩成長することができます。
1年生で入会した子供が、5年生になり、舞台で、堂々と踊る姿こそ、感動させられます。発表会DVDでは、何度見ても涙が湧いてきます。

▲オリジナルの「バレエブック」(3BLOOMS:たまプラーザ)

――最後に、バレエを始めたいとお考えの方へ、メッセージをお願いします。
スタジオ設立からはまだ4年ですが、だからこそハードルが低いというか、「バレエは格式が高い」と思っている方にも気軽に通っていただける環境を整えています。実際に、ご両親自身はバレエをまったく知らないけれど、お友達に聞いて子供を通わせ始めたという方も数多くいらっしゃいます。

子育て世代のお母さま方と私自身の年齢が近いこともあり、バレエを始めるにあたって何かしら不安に思っていることも、「先生に何でも聞いてみよう」という雰囲気が当スクールにはありますので、ご安心ください。

また、さまざまな年代の生徒が通っているので、異年齢交流の機会も多いです。3歳の子が1年レッスンに通って、翌年、次は自分が3歳の子のお世話をする成長した姿に感動することもあります。
2018年には、初めてキッズバレエの生徒がコンクールに出場しました。これからもバレエを通して子供たちの未来の可能性を広げるお手伝いができたら、何よりの喜びです。

目次

お話


▲清水 亜矢子先生 (NPO法人クリエイトオブムーブメント代表理事)

ヨーロッパで10年間プロのダンサーとして活躍後、日本に帰国。同法人を立ち上げ、バレエ、コンテンポラリーダンスの指導にあたる。

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