独自のカリキュラムに基づいたレッスンを行っているそうですね。子供たちの英語力向上のための教育方針を教えてください。
語学の4技能(聞く・話す・読む・書く)に加えて国際教育を習得するためのオリジナルカリキュラムを用いています。そのひとつが「ダイレクトメソッド」です。全て英語でやり取りすることで、英語でものを考える英語脳を構築しバイリンガルとしての体質づくりを行います。
2つめが「ナチュラルオーダー」 です。どの国に生まれた赤ちゃんでも、最初はしゃべれません、まずは聞くだけ。そして少しずつ話すようになり、やがて読み書きを始めます。ところが、日本の公的英語教育は、中学でいきなり読み書きです。アサヒ外語学院は、聞く→話す→読む→書くという、言語習得の自然なステップ=ナチュラルオーダーを重んじたカリキュラムです。
▲アサヒ外語学院(横浜市都筑区/センター北駅)
アサヒ外語学院創立の理由を教えてください。
創立は1981年。日本の英語教育改革と国際化への強く熱い思いからです。世界の公用語的存在の英語を使いこなせれば、異なる文化や習慣、多様な価値観をも学べます。英語を「目的」ではなく「手段」として教える、すなわち「道具としての英語教育」を実践しているところが当時はなかったことから設立に至りました。
現在は中部、関東の40カ所の拠点スクールで0歳児~大人まで、18カ国後の講座や企業、官公庁での語学研修も請け負っています。また数年前よりプログラミング講座、技能実習生関連、宇宙開発関連へと分野を拡大しています。
▲アサヒ外語学院(横浜市都筑区/センター北駅)
設立当初の反応はいかがでしたか?
三重県初の本格的な外国語学校としてスタートした1981年当時は、近隣の名古屋市内でさえ、外国人を見掛けることは少なかった時代です。そこに、最高のネイティブ講師陣と最高のカリキュラムを引っ提げての華々しいデビュー、と言いたいところですが、実際はそれほどたやすいものではありませんでした。
パイオニアの常ではありますが、私の考える独自性の高い「英語教育の定義」は当時、人々にスムーズには受け入れらなかったのです。しかし、それでも地道な活動を続けた結果、今日では、アサヒ外語学院の教育理念は、多くの方に普通に受け入れられ、共感していただけるようになりました。子供から大人まで英語力プラスαの学びを楽しんでいただいています。
▲アサヒ外語学院(横浜市都筑区/センター北駅)
国際教育にも積極的と伺いました。具体的にはどういった教育を行っているのでしょうか。
世界は既にボーダレス。文化、スポーツ、経済、工業、医療関係など、あらゆる分野で、国をまたいでの活動が盛んです。そして今の子供たち世代が大人になる頃には、その状況は更に拡大していくと想像できます。そんな時代を生き抜いていく子供たちにとって、世界共通語である英語が話せることは、もはや当たり前のことであり、むしろ、それ以上に求められるのは、違った価値観に対する柔軟性や協調性を含むコミュニケーション能力だと思います。アサヒ外語学院は、そういうコンセプトに基づいた国際教育を実践しています。
今後も多様な価値観に対応できる真の国際人の育成を通して、地域社会や日本の進むべき道に寄与していきたいと考えています。
▲アサヒ外語学院(横浜市都筑区/センター北駅)
お話を伺ったのは
CEO/学院長
高木暢子先生