劇的な進化を見せた新薬が
C型肝炎を完治へ導く
▲院長 林 毅 先生 林医院(都筑区勝田町)
肝臓病の治療に力を入れる林先生は、C型肝炎の治療にも積極的です。これはC型肝炎ウイルス(HCV)に感染することによって肝臓の細胞が壊れ、働きが悪くなる病気のことをいいます。
これまではインターフェロンというたんぱく質を薬として体内に入れることでウイルスの増殖を抑えるという治療が一般的でしたが、効果が見られない患者さんも多く、治療費もかかるという問題がありました。
「大学病院にいた当時からC型肝炎の治療に携わってきましたが、この病気にかかって人生が大きく変わってしまった患者さんも多く、悔しい思いをしてきました」と林先生。
しかし近年、有効率が90%以上という新たな経口薬が続々と発表され、1日1回1錠を8週間服用すれば完治できる可能性が非常に高いとあって、林先生も「これらの薬によってC型肝炎の患者さんが一日も早くいなくなればと思っています」と注目しています。
薬の価格はやや高いものの、インターフェロンのようにうつ症状や髪の毛が抜けるといった副作用がないため、新薬の服用で完治を期待する患者さんはとても多いそうです。
▲院内の壁にはたくさんの専門医認定証が飾られています(林医院:都筑区勝田町)
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